関東リーグ開幕特集1 関東2部注目チーム監督インタビュー
コロナFC/権田 大場監督 兼 選手
昨季関東リーグ1部の最終節で逆転され2部降格となってしまったコロナFC権田。
しかし高いボールポジェッションと攻撃力を誇るその戦いぶりは下位に甘んじるものではない。
2部では優勝候補の一角となる権田のプレイングマネージャー・大場徹選手に今期の抱負をお聞きしました。
ベンチで選手に指示を送る大場監督
<今シーズンの目標を教えてください。>
今シーズンの目標は1年での1部復帰を掲げてやっています。
それも11試合全勝で1位勝ち抜けの意気込みで選手一同、取り組んでいます。
<チームの出来具合はいかがですか?>
仕上がりはまだ全然ですね。新しい選手も来て、なかなかやろうとしてることが出来ないのは最初だから仕方ないかと思ってますが、今年やろうとしていることはハッキリしているので、1年間で結果を出してもらえればいいかと思います。須賀ちゃん(フウガ須賀監督)もよく言ってますが、最初は難しい部分も要所要所で伝えていくうちに段々出来ていって、最終的に最後のほうで仕上がるという感じでしょうね。
今年はやることを変えていこうと思っています。セット分けをしないとか、プレスのかけ方を変えたりとか、ボール回しを変えたりとか、クリアランスやコーナーも変えていこうとか、考えています。仕事とかでもそうだと思いますが、毎年同じことをやっていても選手は成長しないので、ちょっとでも変化を与えて新しい課題があることで目標意識をもって成長できると思いますからね。それもいままでやってきたことを継続したまま新しいことをやることで、選択肢のある幅の広い選手として成長できると考えています。
<すると全勝優勝を目指すのは前提としても、勝利だけでなく選手の成長も重視しているのですね?>
僕は彼ら(選手達)を上のレベルでやらせてあげたいと思っているので、1部でしっかり戦えるだけの力をつけさせてあげたいですね。去年は最初のころ若い選手を使っていって結構負けたんですが、それは上手く僕の意図を伝えられていなかったとか、若い彼らが自信が持ちきれなかったとかがあったと思うので、それを教訓にして今年はやってくれると信じてます。
<マルバやデルソーレが同じく優勝候補だと思いますが?>
相手がどこかというのは関係ないですね。練習試合でも相手によらず常に全力でしっかり勝つということを目指してやっているので、相手が弱かろうがFのチームだろうが僕らのチームの良いところを常に出して戦うことで、強いチームに仕上がると考えています。
去年はそれが神奈川(全日本選手権神奈川大会優勝)では出来て、全国を惜しいところで逃しているんで(全日本関東大会・準々決勝で1点差敗退)、それが最後までちゃんと出せるように仕上げていきたいと思います。
この日、5月27日はフウガとのトレーニングマッチ。
ポジェッションも高く、攻撃も機能し、大場監督も良い内容だったと評価していた。
大場と並ぶ顔でもある山村が得点を挙げる。先日ブログで結婚を発表したばかり。
仕上がりの早いフウガと6-3。負けはしたが良い形で3点を奪った。
権田はいつも楽しそう。1年で1部に上がれるか、注目したい。
<今シーズンの目標を教えてください。>
今年は2位でなく、1位で優勝して1部に上がれるようにしたいと考えています。
去年は関東1部に上がるための設定が明確でなかったというか、準備が甘かった部分があって、それが(途中まで首位だったのに)最後他力で2位になったり、入れ替え戦でボコボコやられたり、という形にはっきり表れたと思うので、今年は準備をしっかりしてリーグに挑みます。多少怪我人はいますが、開幕には間に合うようにイメージ通りにここまで来ているので、今年は最後にアレが足りなかったコレが足りなかったとならないようにしたいと思います。
それと2部優勝だけでなく、全日本選手権もいつも関東大会1回戦で負けてるので、その壁を越えられるように選手層も厚くチームを作っています。だいぶ選手も入れ替わって、やるフットサルも変わったんですが、今年はここまでは良い準備ができていると思います。
<去年は1部のチームとの差を感じたという話がありましたが、今年は1部ともやり合えると思いますか?>
そうですね。でもまだ1部とはまだちょっと差がありますね。技術・戦術という部分ではそれほど差はないと思うんですが、勝負に対するこだわりであったり、勝負所を見極める目であるとかで2部と1部は差があると思うんですよね。一人ひとりの技術ではそんなに差はないんですけど、例えば今日紅白戦をやったんですが、一方的になって4-0とかのスコアになったんですが、1部のチームの紅白戦ではこういう試合にはならないと思うんです。片方がボールが回らなくて切り替えが遅くなって、でも1部ではそのままってことはなくて、ボールを失ってもすぐにディフェンスに入れるとか、そういった切り替えの早さが1部と2部のリーグの差だと思うのです。ただ我々もそれを意識して追求をしているので、チームの完成とともにその差が埋まっていくとは思います。
<すると2部で試合をしながらも1部をつねに意識して練習や試合をしていくということですね。>
そうですね。リーグの最初は上位と当たる訳ではないので、最初は6割7割くらいの出来から、1部に負けない厳しい意識で試合や練習を積み重ねて、マルバや権田と当たる中盤から後半にかけてチームの完成を目指していきたいですね。
<今年のデルソーレでここを見てほしい、というポイントを教えてください。>
見てもらいたいのは、チームにいる選手の個性がどれくらい生きるかというところと、それがうまく生きなくてもを、すぐに切り替えて次のプレーに行けるのか、というところだと思いますね。切り替えの甘さは自分達の甘さだと思うので、それが出きてるかどうかを見ていてほしいですね。
この日は紅白戦。人数や状況に応じてコートの奥行きや幅を変えて試合を行うなど、緻密さが感じられる。
戦術のしっかりしたデルソーレ。決まりごとの確認をする広島監督。
元府中アスレの安川。強いフィジカルが売りだが、細かい動きにも余念がない。
元ステラミーゴの碓井。広い視野と正確なキックでゲームを組み立てるチームの中心だ。
今年こそは1部へ!選手一人ひとりの熱意が伝わる真剣な練習風景だった。
関東2部リーグは6月9日(土)足利市民 体育館で11:00開幕です。
予定の詳細は関東リーグホームページで。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
---|---|
12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |