関東リーグ2012 第1節 柏市中央体育館 6月9日
バルドラール浦安セグンドvsフウガすみだ
いよいよ始まった関東1部リーグ2012。開幕日の第3試合は、昨季優勝、地域チャンピオンズリーグも3連覇中の地域リーグの王者フウガすみだが登場。今シーズンは関東リーグ連覇はもちろん、8月のオーシャンアリーナカップではFリーグ勢を破っての優勝を本気で狙っている。数々の伝説を作ってきたフウガが新たなページを刻めるかに注目だが、それだけに仕上がりが早く、トレーニングマッチでも圧勝を続け磐石の強さでリーグ戦に挑む。一方バルドラール浦安セグンドは昨季関東2部で優勝し初の関東1部チャレンジだが、これまでの戦いぶりからフウガの対抗馬の一角と目される強豪。初戦でいきなり当たった両者の試合は予想通りのハイレベルな攻防となった。
フウガすみだの非公式マスコット、いつもベンチの横にいる「お父さん犬」
この日から背中にスカイツリーが乗った新バージョンでフウガを見守る。
墨田と浦安は距離も近く交流も深い。挨拶を交わすセグンド米川監督とフウガ須賀監督。
スカイツリーとディズニーランドのような最強ライバル同士となるだろうか?
試合前にフウガ金川キャプテンが優勝カップを返還する。今期このカップを持ち帰るのはどのチームか。
地域最強のフウガメンバー。清水利生が神戸に移籍したが、急成長のピヴォ中村歩(No.10)に期待が掛かる。
浦安は三井がファイルフォックスへ移籍したが逆に平山(No.33)がファイルから加入。
かみ合えば面白いのはデウソンから加入の加藤(No.30)や府中アスレから加入の河原(No.43)。
先発(1stセット)はフウガ金川・宮崎・太見・大森・GK大黒。セグンドは関・田中・平山・片山・GK小野寺。
序盤、最近はいつもの事ながら前線からプレスを掛けるフウガ。
太見(フウガ8)の圧力に後ろを向く中村(セグンド32)。
3分、宮崎(フウガ6)からセンターのスペースへ↓
走りこんで来た太見(フウガ8)のシュートはGKが弾くがフウガの攻勢が続く。
4分、セットが変わっても同じペース。平山(セグンド33)にプレスを掛ける中村(フウガ10)
山上(フウガ5)の突破をスライディングで止める井原(セグンド31)↓
転げる山上。セグンドのファールが溜まる。
8分、2度目の1stセット。宮崎(フウガ6)が競り合いながらゴール左へ↓
GKも前へ出たところでファーサイドへ速いパス↓
これを太見(フウガ8)が体ごとゴールへ押し込む! フウガ先制! 0-1。
持ち込んだ宮崎が転げながらガッツポーズ!
狙い通り序盤のうちに点を上げたフウガ。
この後もチャンスが続いたが。
徐々にフウガのプレスに慣れていくセグンド。
圧力を掛けられる前にボールを動かしてリスクを回避。
セグンドにもチャンスが訪れ始める。
惜しいシュートが外れ天を仰ぐセグンドベンチ。
ところが前半終了間際、セグンドゴール前で間接フリーキック。
ボール前で一列に並ぶフウガ。何をするつもりか?
先頭の宮崎がボールをスルー↓
太見がボールにちょっと触れ↓
金川がシュートを放つ!がセーブされ悔しがる。
トリッキーなFKを防ぎ、してやったりのセグンドGK小野寺。
(掲載当初第2PKと記載しておりました。申し訳ありません。)
ここでハーフタイム。フウガの攻勢をセグンドが受け交わし、0-1のスコアどおり僅差で後半へ。
笑顔が大島優子似の早川選手(本人承認済)。やはり1番を目指す?
後半も積極的に前へ出るフウガ。
太見(フウガ8)のプレスに↓
早めにパスを出してかわす中村(セグンド32)
そこで前半よりはシンプルな攻撃も交えゴールを狙い始めるフウガ。
セグンドはカウンターからミドルシュートでゴールを狙う。
25分、右サイドの神尾から早いパスがゴール前を横切り↓
左から山上がゴールへ蹴り込む!
フウガ貴重な2点目。 0-2。
山上の外野フライパフォーマンスを↓
受け止めるフウガベンチ。
半田(フウガ19)もミドルシュート。
29分、ゴール前に入り込む片山(セグンド40)をフウガが止めに行ったが↓
これがPKを取られてしまう。
GK大黒に止めてくれと声を掛ける金川。(バントのポーズ?)
期待に答えPKを止める大黒。セグンドは反撃のチャンスを逃した。
0-2のまま終盤へ。簡単にボールをゴール前に入れさせない両チーム。
シュートは多くないがボール際の争いは激しい。
GKにもプレッシャーを掛けにいく新造(セグンド28)
太見(フウガ8)と河原(セグンド43)の競り合い。
ゴール前へのロングフィードに太見が飛び込みセグンドGK小野寺と接触。
それにしても太見のジャンプは高い!
無事だったがヒザがアゴに入り小野寺治療中。
終盤は追い上げなければいけないセグンドが攻勢を掛ける。
片山(セグンド40)のシュートはGK大黒がセーブ。
36分、右サイド神尾(フウガ9)が狙い済まして股抜きシュート!
GKの死角をつきゴールに流れ込む。
勝利に大きく近づく3点目を上げ満足げな神尾。
0-3。これでゆとりが出そうだが・・・
セグンドは諦めない。新造(セグンド28)の飛び込み。
体を張って守るフウガGK大黒。
セグンドはパワープレー。河原(セグンド43)が中央から左へパス↓
新造(セグンド28)がスライディングで折り返し↓
加藤(セグンド30)が体で押し込む!
ようやく1点を返したセグンド。1-3。残り時間は1分。時間がない。
しかしセグンドの裏をついて左サイドから金川がループシュートで追加点。
今度こそ勝利を決定づける4点目を奪った。
最後、新造のシュートが外れたところでタイムアップ。
1-4だがスコア以上に厳しいゲームだった。安堵の表情のフウガベンチ。
喜びよりもまず一勝という感のフウガ。目指す目標は高い。
580名入った観客に挨拶するフウガ。長いシーズンの開幕を勝利で飾った。
フウガ須賀監督のコメント。
まず勝利が目標だったので、それが達成できたことがすごく嬉しいです。
(それは初戦だからということですか?セグンドが強敵だからということですか?)
内容と結果、両方が伴えばベストですけど、どっちがより重要かといえばもちろん結果です。
理想と現実の折り合いをつけないといけない中で、セグンドははやり素晴らしいチームだったので
自分たちの良いところだけを出せて試合を終われれば良いですけど、
相手の良いところは良いところで認めて、受ける時間帯も作って、その中でゲームをコントロールして
終盤まで0点に抑えて勝てたという意味では今日は凄く好きなゲーム展開でした。
(出来栄えとしては良かったですか?)
完成度的には悪くないんですけど、ベースラインで玉離れが早かったというか、
もう少しリスクを負って繋いでいっても良かったかとも思いますけど、ウチの選手は頭がいいというか、
今日はチームのために安全に勝ちに徹したということで、それはそれで評価しています。
なによりも初戦は難しいのでそこで勝てたこと、今日はそれが大事でしたね。
バルドラール浦安セグンド米川監督のコメント。
今日の試合は、はやりフウガは手堅いな、経験の差が出たかなという印象です。
ウチが結構メンバーが変わってて、本当の意味での経験がある選手が少ないので、
そこでシメなくちゃいけないところとか、やってはいけないこととかで違いが出たかな、と思います。
(内容ではそれほど劣っていなかったと思いますが?)
そうですね。そう思いますけど、ホントにちょっとした差ですね。ウチのミスでもありますし
フウガの抜け目のないところとも言えます。ウチの対策は間違っていなかったし、
攻めもディフェンスも悪くなかったですけど、ちょっとしたミスとかPKの失敗も痛かったですね。
ある程度ボールも回せているんで、もう少しゴールに結びつく回し方が出来れば良いと思います。
(立ち上がりフウガのプレスが厳しかったと思うのですが、いかがでしたか?)
ウチもリスク回避は出来ていたと思うんで、それほど怖さはなかったんですけど、
逆に最後の勝負どころで疲れてしまったのがいけなかったですね。
でもこの内容であれば、あとはゴールがちゃんと取れれば十分上位は狙えると思います。
facebookにこの試合のアルバムが載っています。こちらもご覧ください。
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写真・記事 中根高磁 金子保子
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時