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ラブフットボールジャパン

　
　開幕2連勝で早速首位に立ったフウガに、2連敗スタートのブラックショーツ。
　首位と最下位。開幕2週間前の練習試合でも8-1の大差でフウガが勝っている。
　不利と思われたブラックショーツだが、粘りの守備でフウガを接戦に追い込んだ。

　ブラックショーツ(以下、ショーツ)のアウェーユニフォーム。ショーツが黒じゃないです･･･
　

　今期初出場、スペイン帰りの諸江(フウガ4)。試合後インタビューもらっています。(ページ末掲載)
　

　
　

　ショーツ先発は厚東、高橋、岡花、木村、GK小林。
　

　フウガは金川、諸江、宮崎、太見、GK大黒。諸江は早速先発だ。
　

　
　

　試合開始早々、フウガが猛攻を見せる。
　

　太見(フウガ8)のヒールシュートは左に外れる。
　

　諸江(フウガ4)のクロスに↓
　

　ファーで詰める太見のシュートはGKが触ってポストをかすめて右へ！　
　

　太見が圧倒的な存在感でブラックショーツゴール前に鎮座する。
　

　4分、セットが変わって中央の大森からのパスで右に流れながら神尾(フウガ9)のシュート！　
　

　GKの右脇を抜けてゴールに突き刺さる！
　

　フウガ先制！ 1-0。狙い通り立ち上がりと言える時間の内に先制点を挙げるフウガ。
　

　
　

　その後もフウガペース。よく1点では済んでいるなと思えるフウガの厚い攻撃。
　

　ショーツの反撃は時折見せるカウンターのみ。
　

　9分、ゴール前へのロングパスに宮崎(フウガ6)が飛び込む↓　　
　

　そのままポストに頭をぶつける宮崎。
　

　今度は神尾(フウガ9)がGK小林と競り合う。
　

　シュートを打たせなかった小林だが交錯して痛む。
　体を張って好セーブを連続する小林の活躍で、序盤を何とか1点で抑えたブラックショーツ。
　

　　
　

　14分、ショーツのタイムアウト。チームリーダー飯田(ショーツ1)が身振りを交えて指示を飛ばす。
　

　すると15分、ロングボールで裏に抜けた永谷(ショーツ28)がGKと1対1↓
　

　強引に競り合ってゴールに流し込む！
　

　同点ゴール！ 圧されていたショーツにまさかのゴールが生まれた！
　

　
　

　これで流れが変わった。続く16分、右サイドに抜けた柴田(ショーツ9)、諸江(フウガ4)に追いつかれるが↓
　

　粘って内に切れ込みGKが出たところを折り返し↓
　

　入ってきた田中(ショーツ8)が決める！
　

　なんと逆転ゴールが決まった！
　

　ショーツは興奮、観客は歓声とざわつきに包まれた！
　

　取り返しに掛かるフウガ。しかし逆転したショーツは落ち着きを取り戻して対応。
　

　前半1-2で終了。やれるぞ、とハイタッチするブラックショーツ。
　

　後半を前に話し込む諸江とGK大黒。正直まだこの時点では会場のほとんどはフウガの逆転勝利を疑わなかった。
　

　しかし後半は前半ほど一方的ではない。ショーツも積極的に攻撃に出る。
　

　太見(フウガ8)のシュートに足を出す厚東(ショーツ5)。
　

　GK小林は後半も当たっている。
　

　　
　

　早川(フウガ16)のシュートも岡花(ショーツ18)が体を入れてブロック。
　

　木村(ショーツ19)のパスから↓
　

　厚東(ショーツ5)のシュート。全体的に押し込んでいるのはフウガだが後半の序盤、チャンスの数は変わらない。
　

　諸江(フウガ4)のシュートも2人で囲むショーツ。攻めていてもゴール前を固めるショーツを崩しきれないフウガ。
　

　33分、ブラックショーツのタイムアウト。慌てずしっかり指示を伝えるフウガ須賀監督。
　

　接触プレーの連続に痛んでいるGK小林を気遣うショーツ新海監督。GKは冨沢に変わる。
　

　引き続き集中力あるプレーを続けるブラックショーツ。
　

　厳しい試合のはずだが笑顔の木村(ショーツ19)。「いま仕事で週末しかフットサルできないから楽しいんです！」
　「それに成績悪いと(留学中の田口)元気に何言われるか。頑張らないとね！」
　

　16分、太見(フウガ8)が押し込もうとしたボールをヘッドでクリアする田中(ショーツ8)。
　この時間帯は追いつきたいフウガがショーツをゴール前に釘付けにする。決死の守りが続くショーツ。
　

　しかし37分、ロングフィードをGKとすれ違いながら宮崎(フウガ6)がヘディングで折り返し↓
　

　中央の太見(フウガ8)がダイビングヘッド！
　

　ついに決まったフウガの同点ゴール！
　

　フウガサポーターの黄色い悲鳴が響く中、やったな！と太見に指を立てる金川(フウガ3)。　
　

　GK大黒も太見に指を立てる。苦しんだフウガがようやく同点に追いついた。
　

　2-2で残り3分。こうなればフウガの逆転か？それをさせない、どころか再度点を取りに行くショーツ。
　

　
　

　19分、フウガのカウンター。
　太見が奪ったボールを受けた金川(フウガ3)のシュートは左に外れる。全てのプレーに悲鳴が聞こえる熱戦の終盤。
　

　　
　

　
　

　残り5秒、前に出て勝負をかけるフウガGK大黒↓
　

　そのシュートを飯田(ショーツ1)がカットし、こぼれたボールを無人のフウガゴールに蹴り込む柴田(ショーツ9)。
　

　諸江(フウガ4)が戻ってボールを止める！ 危機一髪！そして終了のホイッスル！
　

　2-2、試合終了！ 顔をしかめる柴田と汗を拭う大黒。どちらにも勝てた一戦。どちらにも悔しい一戦。
　

　惜しかったがよくやったと手をたたくブラックショーツ。
　

　フウガに笑顔はない。複雑な表情で握手をする両チーム。
　

　サポーターに深々と頭を下げる。
　

　須賀監督はこの日誕生日。ただそれだけでなく、須賀監督は敗戦しても笑顔のことがある。
　自分達が悪かったというより相手が良くやったということだ。
　

　ショーツは惜しかったがあと一歩までフウガを追い詰めた。次につながる引き分けだ。
　

　フウガは3戦目で勝利を逃した。そんなに簡単にはいかないものだ。ただ、この次が強いのがフウガでもある。
　


　
　今期初出場、フウガ諸江選手のコメント。
　< 　僕達のリズムのようで、相手のリズムだったような試合でした。 　フィニッシュを決めていればもっと楽に試合を進められたと思います。 　押し込み過ぎていて、相手に攻めさせてカウンターとかも出来れば良かったんですが、 　後半はそういう緩急も意識して入ったんですけど、結果につながらなかったですね。 　僕のコンディションは悪くなかったんですけど、結果的に僕のいるセットで2点取られていますし 　点もそれほど取れなかったのが悔しいですね。 　＜Q.今期初出場になった理由を教えてください。＞
　スペインに3ヶ月間行っていまして1週間前に帰ってきたんです。
　スペインでは思ったチームではなかったんですが2部のチームで練習に参加してきました。
　目指すチームと契約出来ればしたかったんですが、そこまで行けなかったのもありますけど、
　いまはスペインにまた行くとかは全く考えてなくて、フウガ一本でやりたいと思っています。
　今日僕が入って引き分けてしまって、責任を感じていますので次頑張りたいと思います。