全日本選手権 関東大会 第2日目 前橋市民体育館 1月21日

 全日本選手権の関東大会は各都県代表と関東リーグ前期上位チームが参加し、全16チームのトーナメントで行われる。
 全国大会への参加枠は3つ。1日目の1月14日は柏イーグルスとコロナFC権田が勝ち抜き1月29日の決勝日に進出した。
 2日目の1月21日も残り8チームで準々決勝まで行われる。決勝日進出はどの2チームか?
 

 1回戦 
 ゾット早稲田 0-0(PK4-3) IWATSUKI FC/tzk
  

 この日の第3試合目は、ゾット早稲田vs埼玉代表tzk(通称トーゾク)の関東リーグ1部2部対決。
 当初は今季1部で2位の成績を納めたゾットが有利かと思われたが、tzkが予想以上の底力を見せた。

 開始から積極的に攻め込むゾットだったが、深く引いて守るtzkに手を焼く。
 得意のサインプレーから惜しいチャンスも生まれるが、なかなかゴールを割ることはできない。
 対して、自陣で攻撃を防ぎきったtzkは、柾谷などが中心となってするどいカウンターで反撃に出るが、
 これもゴールに嫌われ続ける。スコアは動かず前半終了。
 後半で勝負を決めたい両者だが、縮図は変わらず。
 tzkも決定機は少ないが格上のはずのゾットに有利に進まさせず、我慢の続いた試合は
 結局0-0のまま終了し、決着は無情のPK戦へ持ち越された。

 先攻のゾットはいきなり1、2人目が失敗と不利な状況へ追い込まれる。が、
 ここでゾットのゴレイロ渡邊が奮起。tzkの2、3人目をしっかりと止め、崩れた状況をリセットさせる。
 ここから5人目まではお互いに成功となるが、ゾットが6人目を成功すると、tzkはここで失敗。
 最後までゾットを苦しめたtzkだったが、PK戦はゾットが制して、準々決勝へと駒を進めることとなった。

 
 

 
 

 
 

 

 3分、CKから伊藤(No.6)がシュート。早い時間帯から、積極的にゴールを目指す。
 

 過去にはFリーグの花巻に在籍していた山本(No.12)。貫禄の守備を見せる。
 
 

 
 

 
 

 

 スコアレスで前半終了。攻撃に乗り切れないtzk。
 

 チャンスは多いが、ゴールを割れないゾット。
 

 後半、柾谷(No.14)がカウンターからするどいドリブル。隙をつき、先制点を奪いたいところ。
 
 

 

 「我慢しろ! 」と、チームを落ち着かせるゾット守護神渡邊(No.1)。
 
 

 
 

 
 

 

 ボールを奪い、攻撃へ転ずる阿部(No.19)。だが、これもフィニッシュとはいかない。
 
 

 

 必死にゴールを守るtzk。時間は刻々と過ぎていく…。
 
 

 

 結局、スコアレスのままPKヘ。
 

 tzkゴレイロ山本は天を仰ぎ気合いを入れる。
 

 先行ゾットは1人目2人目が外しピンチに。
 
 

 

 ここでゾットゴレイロ渡邊が奮起。
 

 2人目3人目が止められ、せっかくのリードを追いつかれるtzk。
 

 4人目は決めて雰囲気を戻すtzk。
 
 

 

 5人目まで終わり3-3でサドンデスへ。
 

 tzk6人目。
 

 これを渡邊が止める!
 

 PK戦を制しゾットの勝利!
 

 苦しい試合を勝ち抜きゾットが準々決勝へ。この後のフウガとセグンドの勝者と対戦する。
 
 





 1回戦 
フウガ東京 2-2(PK5-3) バルドラール浦安セグンド
 

 くしくも関東リーグ1部と2部の優勝チーム同士の対決となった1回戦第4試合。
 実は両チームは多いときは週1回で練習試合をするほど熟知する仲。
 フウガはセグンドに強敵という印象を持っている。

 2分に幸先良く金川のゴールで先制したフウガだが、ボールの支配率が高いのはセグンド。
 5分に杉尾のゴールで追いつくと12分には長本のゴールで1-2と逆転。
 押されていたフウガだが、さすがに逆転されて猛攻に出る。
 太見・神尾を中心に、シュート攻勢を見せ、15分に2-2に追いつく。
 
 ところが並々ならぬ意気込みでこの試合に挑んだセグンドは、気迫のプレーでフウガに流れを渡さない。
 持ち前のボール回しが冴え、流動的に人が動き、サイドの追い抜きから早いクロスを
 ゴール前に次々に入れフウガを攻め立てる。フウガのカウンターには早い寄せで囲い込んで対応。
 終盤でも運動量は落ちず、追加点こそ奪えなかったが、ガップリ四つで試合時間を終えPK戦に持ち込んだ。
 
 PK戦は3人目まで両チームが決めるが、フウガGK大黒が4人目を止め、5-3でフウガの勝利。
 押していたセグンドにとっては悔しい敗戦だったが
 来期昇格する関東1部でも十分戦える強烈な印象を与え、今シーズンを締めくくった。

 (※昨年12月17日に「フウガすみだ」への改名を発表したフウガですが、
  全日本選手権は改名発表前にエントリー済みのため「フウガ東京」で参加しています。)
 

 
 

 

 2分、金川(No.3)のゴールでフウガ先制。
 
 

 

 12分、ゴール前でセグンド小中(No.21)が倒され・・・
 
 

 

 リスタートから長本(No.22)が決めて1-2と逆転!
 
 

 
 

 

 15分、太見のゴールで再び同点に。
 
 

 

 しかしフウガペースだったのは逆転されてから追いつくまで。
 

 同点後はセグンドの攻勢が続く。
 
 

 

 ハーフタイムの両監督。
 
 

 

 後半、セグンドの早い寄せに苦しむフウガ。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 

 終盤になってもフウガは状況を打開できず。
 

 なんと2-2のままPK戦。指示を与える須賀監督。
 

 両チーム譲らずPKを決めていく。
 
 

 
 

 

 4人目、フウガGK大黒がセーブ。
 

 最後、神尾が決めてフウガ勝利。
 
 

 

 セグンドの見事な試合に苦しめられた。準々決勝は同じくPK戦で勝ちあがったゾットとの対戦となる。
 
 

  次回はファイルフォックス・マルバなどの1回戦の残り試合を掲載予定です。



 


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Fリーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → team logo 名古屋
オーシャンズ
30 +59
2 → team logo バサジィ
大分
26 +34
3 → team logo フウガドール
すみだ
23 +4

2019年第11節終了時

8.18 チャレンジすみだvs町田
7.21 第6節 町田vs名古屋
6.22 開幕戦インタビュー

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関東リーグ順位表

順位 チーム 勝点 得失
1 → ファイルフォックス 9 +7
2 → バディラン
ツァーレ
9 +4
3 → コロナFC権田 6 +3

2019年第4節終了時

12.15 17節 リガーレvsゾット
12.13 17節 ロンドvsファイル
12.122 17節 カフリンガvsショーツ

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