関東1部リーグ2013 第3節 7月20日 駒沢体育館
ファイルフォックス府中 vs 柏トーア’82
主力が大幅に入れ代わり、戦力低下が懸念されたファイルフォックス。
第2戦ではリガーレの粘り強い守備とパワープレーに1-1の引き分けに持ち込まれたが
ここまで若手の成長と結束力で、期待以上の力強い戦いを見せている。
柏トーアはここに来て、昨年から取り組んできた攻撃がようやく形になりつつある。
そろそろ結果が欲しいところ。ファイルの守備を崩して得点を奪うことができるだろうか?
駒沢公園には新旧2つの体育館があり、旧は東京オリンピックバレーボール、東洋の魔女金メダルの舞台にもなった。
この日の会場は、4月に寺本明日香が初優勝した体操ワールドカップの会場にもなった設備の良い新体育館だ。
互いにゲームを組み立てようという意識が強いのか?中盤争いの激しい序盤戦。
両者早いチェックでゴール前に入り込ませず、決定機が訪れない。
13分、ようやくビックチャンス。カウンターで岩田(ファイル4)がドリブルしながらのシュート↓
決まってファイルが先制!1-0。
ベテラン岩田、スピードと巧さを兼ねたナイスシュート。
トーアは取り返しに出るが、ファイルの守りを崩すまでに至らない。
前半終了間際、田村(ファイル6)がディフェンスを抜いて角度のないところからシュート↓
ポスト際を抜いてゴールイン!
これで2-0。前半のこり13秒、大きな追加点。
ファイルのエースになりつつある田村佳翔。グングンと力を伸ばしている。
前半はファイルにリードを広げられて終わったトーア奈須監督。考えを馳せる。
後半、さっそく田村(ファイル6)が柏ゴールに迫る。勢いに乗っている。
23分、田村(ファイル6)からもらったボールを三木(ファイル18)が反転シュートパス。
ディフェンスに当たったがコースを読んで上がっていった田村が、こぼれ玉をダイレクトシュート↓
快心のゴール!これで3-0。
絶好調の田村。ここまでは完全にファイルのゲーム。
いくらなんでもこのまま押し切られる訳にはいかないトーア。集中力を高めて反撃に出る。
26分、左キックインのリスタートからシュートを放つトーア↓
大竹(トーア13)がゴール前に飛び込んでコースを変えゴールに押し込む。
1点返したトーア。3-1。ファイルに行ききった流れをまずは食い止める。
このあとも攻める。立て続けに左サイドを崩して至近距離からシュートを放つが、惜しくもポストの上。
吉成(ファイル11)がカウンターに入るところを早いチェックで止めにいく島田(トーア23)。
トーアは内容では互角に押し返した。前半とは違いシュートの多いチャンスの応酬。
まだリードされているが手応えがあるのか?トーアの選手の表情に明るさが戻ってきた。
残り3分、右サイド中田(トーア36)のクロスを左から島田(トーア23)が飛び込んでトーア2点目!
喜びよりも急いでボールを戻す島田。3-2。あと1点で追いつける。
キーパーが飛び出してシュートを防いだこぼれ玉をクリアする植崎(トーア8)。
途中までファイル余裕のゲームかと思われたが、勝負の分からない白熱のゲームとなった。
残り30秒、なんとトーアが第2PKを得る。千載一遇、同点のチャンス。
しかし島田のシュートはGK石渡に弾かれる!
元日本代表GK石渡。同点は許さず!
残り30秒も激しい試合。
ここでタイムアップ!3-2。苦しんだファイル、勝利の瞬間。
若手が多くなったファイル。1戦1戦が生き残りをかけた勝負。喜びも大きい。
トーアはあわやという場面まで良く追い上げたが、アクセルが入るのが遅かった。
しかし手応えはあったはず。次につながるだろうか。
ファイルの23番、石関は中国へフットサル留学するためこの日が最後のゲームだった。
最後は胴上げで送り出す。
ファイルは2勝1分で2位キープ。若返ったが昨年までと変わらず優勝争いを続けられるだろうか?
(写真:金子保子 中根高磁)
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順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時