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　 関東1部リーグ2013 第3節 7月20日 駒沢体育館

　　 フウガすみだ vs アルティスタ埼玉 　

　　　第2節を終え、早くも唯一の2連勝で首位に立ったフウガすみだ。このまま首位をひた走るのか？
　　　しかし第3節、伏兵アルティスタが強い精神力で立ちはだかった。　　

　選手入場を見守るフウガベンチ。左から須賀監督、内山コーチ、菊池コーチ。
　

　ここ数年下位に甘んじているが、時おり上位食いをするアルティスタがこの日も見せる。
　

　今期は選手の入れ替わりも少なく、シーズン開始から完成度の高いフウガ。
　

　このあと大活躍を見せるアルティスタGK粕谷。
　

　　　　　試合開始。
　　　　　

　3分、諸江(フウガ4)が右ライン際を高速で駆け上がりながら角度のないシュートがサイドネットに突き刺す！
　

　早くもフウガが先制。1-0。
　

　

　先制後も攻勢を強めるフウガ。
　

　

　

　GK粕谷のセーブもあり、堪えるアルティスタ。
　

　

　

　

　

　追加点が入りそうで入らないフウガ。
　

　するとアルティスタにもチャンスが訪れだす。11分、シュートパスを熊川(アルティ6)が押し込む！
　

　フウガの猛攻を耐えていたアルティスタが同点に追いついた。
　

　と思われたが、ハンドの判定でノーゴール。残念。
　

　試合はスピード感を増す。フウガ優勢だが、アルティスタにもチャンスが増える。
　

　

　

　山上(フウガ5)のシュートパスを弾くGK粕谷。
　

　夏の関東リーグの風物詩、女子マネージャーによるダブル団扇。
　

　残り3分、加藤(アルティ10)のシュートはブロック。
　

　今度は左サイド、フウガGK揚石が前に出て蹴ったボールが中村(アルティ3)に拾われ、シュートがゴールを捉える。
　

　

　今度は正真正銘の同点ゴール。1-1、アルティスタが同点に追いつく。
　

　

　曖昧なキックを悔やむ揚石。
　

　追いつかれたフウガが前半のうちの勝ち越しを狙って再び猛攻。
　

　しかしここでもアルティスタGK粕谷のファインセーブで得点を許さず。
　

　

　同点でハーフタイム。狙い通りいかないこともあるから慌てない、のもフウガのモットー。
　

　

　後半開始50秒、太見(フウガ8)のミドルシュート↓
　

　ディフェンスに当たり、好調GK粕谷の上をあっさり抜いてゴール右上に収まる。
　

　

　さすが太見。これで後半はフウガ有利に進みそうだ。
　

　ところがここでも思い通りに進まない。気持ちを前面に出して流れを渡さないアルティスタ。
　

　

　GK粕谷は引き続き当たっている。
　

　

　

　2-1のまま迎えた30分、ゴール前でフリーキックを得ると、
　アルティスタはフウガが得意とする4人一列に並んだトリックフリーキックを披露。会場がざわつく中↓
　

　一人目二人目がまたぎ、加藤のシュートがゴールを捕らえる！
　

　再び同点に追いついたアルティスタ！フウガ相手に残り10分勝負に持ち込む。
　

　

　こうなるとフウガも余裕を持っていられない。白熱の真剣勝負。
　

　エース加藤のカウンターからのシュートは惜しくもゴール右へ。
　

　

　しかし勝ち越し点はやはりフウガ。36分、大森のシュートパスを逆サイドに詰めた半田(フウガ19)が押し込む！3-2。
　

　危ない勝負でも二枚腰の強さを見せるフウガ。3度目の勝ち越し。今度こそ勝利へ大きく近づいた。
　

　

　アルティスタはもちろん諦めずに攻めるが、フウガが落ち着いて守る。
　

　

　ところが37分、キックインから右サイド鈴木(アルティ8)のシュートを
　ファーポストで待っていた橋本(アルティ30)が胸に当ててゴールへ押し込む！
　

　

　入っちゃった！一瞬遅れてから大喜びする橋本。
　

　これで3-3。なんと3度フウガのリードを追いついたアルティスタ。凄いゲームになった！会場は大盛り上がり。
　

　残り3分、アルティスタは勝つ気で攻める。
　

　

　しかし39分、右サイドでボールを受けた金川(フウガ3)が一人かわして中央からゴール左上へミドルシュートを決める！
　

　ニ枚どころか三枚腰も持っているフウガ。ここで勝ち越せるとはやはり強すぎる。
　

　続いてフウガはゴール前でフリーキックを得ると↓
　

　先ほどやられた一列に並ぶフリーキックをやり返す。
　

　これはセーブされたが、両者の意地を感じる熱戦は最後まで続く。
　

　

　

　

　

　試合時間残り19秒。なんとアルティスタに第2PK！ これを決めれば四度目の同点。アルティスタ追いつけるか？
　

　

　

　小原のシュートはなんと左ポストに当たって弾かれる！
　

　なんという試合か･･･それでも諦めなかったアルティスタだが↓
　

　ついにタイムアップ。4-3。惜しい、本当に惜しい敗戦。
　

　

　危なかったフウガ。なんとこの日はこの第3試合まで、全て最後に第2PKが決まれば同点、というシーンがあった。
　

　第2PKを決めたブラックショーツは引き分け。決められなかった柏トーアとアルティスタはファイルとフウガに敗れた。
　

　この試合の観客は400人超。大入りという程ではなかったが、会場は大いに盛り上がった。観客に挨拶するアルティスタ。
　

　

　

　アルティスタ・キャプテン中村昌哉選手にお話をお聞きしました。
　
　＜Q.大接戦で惜しい試合でした。＞
でも勝てなければ、結局勝点Oで去年と何も変わっていないですからね。やはりフウガの強いファーストセットのところで僕らのセットが耐え切れなくて崩れてしまったのが一番の敗因です。相手のファーストセット(金川・諸江・宮崎・太見)の時にこちらのファーストセット(小原・谷内・中村昌・鳥飼)が耐えて、うちのセカンド(中村哲・熊川・鈴木・加藤・橋本ら)が点を取るという狙いだったんですが、その通りに行かなかったですね。
　
　＜Q.カウンターが有効でしたね。＞
新加入の選手(谷内・橋本ら)が活躍してくれたので、僕らがしっかり守ってもっと彼らの個人技を生かせるようにして行きたいですね。前節のゾット戦も今日のフウガ戦も接戦で敗れてしまったので、接戦で勝ちきれないのが去年低迷してしまった原因でもありますから、チームで課題を明確にしてやっていきたいです。
　
　

　　　 　

　
　
　　
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