Fリーグ2010
第4節 8月29日 浦安 6-3 北海道 浦安市総合体育館
ここまで2勝1分の浦安と1勝2分の北海道。
北海道は名古屋・町田・大阪の昨年の上位3チームとの対戦を終え負けなし。
浦安は低い前評判を覆して絶好のスタートを切った。
好調同士の対決を制して首位争いに残るのはどちらか。
得点経過
前半 1分 浦安(14)小倉 勇 1-0
前半 1分 浦安(10)岩本 昌樹 2-0
前半 9分 浦安(14)小倉 勇 3-0
前半14分 北海道(14)上貝 修 3-1
前半18分 浦安(14)小倉 勇 4-1
後半 5分 北海道(14)水上 玄太 4-2
後半 9分 浦安(14)小倉 勇 5-2
後半12分 浦安(17)稲葉 洸太郎 6-2
後半16分 北海道(20)仲村 学 6-3
開始直後から浦安は攻勢をかける。パスも速く選手の動きも切れがあり、
早速主導権を握ったかと思った前半1分、左コーナーキック時に交代で入ってきた小倉が、
リスタートの浮き球を中央でダイレクトシュート。
狙い通りのプレーで先制点を挙げるとその余韻も冷めない同1分、
岩本が左サイドからミドルシュートを決め2-0。
勢いに乗る浦安はその後も北海道に攻め手を許さずボールを支配。
9分には小倉が左サイドでディフェンスに付かれながら放ったミドルシュートが
サイドネットに突き刺さり3-0。会場も最高潮で早くも浦安圧勝の雰囲気に。
北海道もこのあと粘り強く守り、ようやく17分に左からのセンタリングを
ゴール前で待っていた上貝が押し込み1点を返す。
しかしこれで再び火のついた浦安がすぐに反撃し、
18分に小倉の早くもこの日3点目となるゴールで4-1で折り返した。
後半に入って北海道もボール支配率を高めようと横パスを多様しリズムを掴むと、
5分に水上がゴール前で二人をかわし左足のシュートで4-2。
水上は今期6点目。この試合でも北海道の中で際立った存在感を示した。
しかし浦安は9分にカウンターから小倉のこの日4点目となるゴールが決まり、
12分には稲葉が駄目押しの6点目。
北海道はこの後、昨年まで得意でなかったパワープレーで反撃を試みるも、
この日の浦安には通じず、16分に中村が1ゴールを奪うも6-3で今季初の敗戦となった。
浦安は選手個々が最大限の力と個性を発揮し最高のチーム状態に見える。
試合後のインタビューで岡山監督は
外部から低評価だった開幕前からプレマッチなどで手ごたえを感じていたという。
また浦安が低評価に書かれた雑誌等の記事をロッカーに張り、選手の発奮を促したらしい。
好調の要因について明言しなかったし、まだ開幕したばかりと慎重だったが、
昨年との違いを、チームプレーを決めそこに選手を当てはめた昨年と、
それぞれの選手の能力にあった戦術をセット毎に与えている今年、と表現した。
とにかく浦安はかつての自信を取り戻しつつあることだけは間違いない。
次節は町田戦。昨年2位ながら大量失点で3連敗中の絶不調町田と、
絶好調浦安が対戦するという巡り合わせが面白い。
結果は浦安の圧勝だったが、北海道も良く応戦し、局面局面の攻防が面白いゲームだった。
写真は試合開始直後の中島選手(浦安7)と室田選手(北海道21)
稲葉選手(浦安17)はこの日も切れのあるドリブルでゴールに迫っていた。今期は開幕から好調を維持している。
浦安のキャプテン小宮山選手(浦安5)はFIXOに徹して見事にバランスを取っていた。安定感とキャプテンシーは抜群だ。
花巻から移籍してきた鳥丸選手(浦安11)はすっかり浦安の主力になっている。
前半9分、ゴールを上げた小倉選手(右・浦安14)よりも喜ぶ荒牧選手(左・浦安6)
この日の主役、4得点の小倉選手(浦安14)。冷静なポジション取りとシュートの精度が光った。
前半18分、4-1となる3点目のゴールを上げた小倉選手(浦安14)。見事なファー詰めスライディングのゴールだった。
水上選手(北海道17)は北海道のなかでも際立って見える。好調かつ相当な自力をつけている。
後半5分、鈴木選手(北海道10)のシュート。後半は北海道も見せ場を作った。
前半の11本に対し後半は浦安を上回る17本のシュートを放った。
佐々木選手(北海道7)と渡邉選手(浦安18) この日はあまり見せ場はなかった。
後半12分、左サイド角度のないところから駄目押しの6点目を決め喜ぶ稲葉選手(浦安17)たち。
稲葉選手の得点のあと、喜びをかみ締める小宮山選手(浦安5)。チーム状態に手ごたえを感じているのだろう。
6-2で残り7分、この日の浦安の調子からして苦しい北海道だが必死に反撃を試みる。
仲村選手(北海道20)のこのシュートは惜しくも枠を外れた。
後半16分、エンドラインから小宮山選手(浦安5)がセンタリングに構えるなかで
仲村選手(北海道20)が直接シュートを放ち6-3。
稲葉選手(浦安17)と水上選手(北海道17)の競り合い。同じ17番のエース同士の対決だ。
最後まで諦めない水上選手はゴレイロのキックにもチャージに行った。
終了間際の水上選手(北海道17)のシュートはゴレイロ藤原選手がはじき出す。
水上選手はこの日も1得点で計6得点と現在得点王タイだ。
試合終了の瞬間。小宮山選手は再び喜びをかみ締める。
4得点で勝利に貢献した小倉選手。今期セグンドから上がってきてこの活躍。良い表情だ。
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