Fリーグ2010
第5節 9月5日 府中 3-1 神戸 墨田区総合体育館
昨年最下位ながら2連勝で5位の府中、昨年7位と低迷も今期は復調しつつある4位の神戸。
昨年低迷した両チームだが互いに本来は上位進出も可能なメンバーが揃っているだけに負けたくない一戦。
特に府中は今春オープンの墨田区総合体育館での初ホームゲームにチーム初の3連勝を賭ける。
勝って東東京のファンを増やしたいところだ。
得点経過
前半 7分 神戸(11)山田 ラファエル ユウゴ 0-1
後半10分 府中(7)上澤 貴憲 1-1
後半13分 府中(28)ベッチーニョ 2-1
後半18分 府中(12)小山 剛史 3-1
立ち上がりは神戸がやや優勢。ミドルシュートでリズムを作る。
3分過ぎから府中はサイド攻撃で反撃し、流れが変わったかに思えた7分、
神戸山田ユウゴがリスタートで正面から放ったシュートが
府中清水の股を抜き、ゴレイロのブラインドになり神戸が先制。
この後は大きな見せ場なく時間が流れるが15分過ぎから府中がやや優勢に。
しかし神戸ゴレイロ山田マルコスのファインセーブもあり前半は0-1のまま終了。
後半はホームで勝ちたい府中がボールをキープし、神戸がカウンターという展開で時間が経過。
このまま淡々とゲームが進んだが、ここからドラマが待っていた。
10分に府中上澤の左サイドからのミドルシュートがゴール右隅に決まると会場の雰囲気は一転。
それまでの静かな会場が応援ムードに包まれ府中押せ押せの展開に。
13分にはそれまでも再三チャンスを作っていた府中ベッチーニョがゴレイロを浮き玉でかわすシュートで逆転に成功。
神戸は残り5分をパワープレーに賭けるが、神戸攻め際のパスをカットした府中小山が無人のゴールに追加点を決め
府中は見事な3-1の逆転勝ち。府中の選手たちの喜びは大きく、初見参の墨田区の観客も大満足の一戦だった。
鈴村選手(神戸2)と小山選手(府中12)。立ち上がりはサイドでの競り合いが多くシュートも少なかった。
正直、試合途中まではやや退屈なゲームだった。
皆本選手(府中8)はシュート0本。まだ本調子とまでは行かないようだ。
前半7分、ユウゴ選手(神戸11)のシュートが清水選手(府中11)の股を抜いて神戸先制。
両チームの中核、上澤選手(府中7)と原田選手(神戸7)は何度も1対1の攻防を見せた。
キャプテン小野選手(府中18)のシュートは神戸ゴレイロ山田選手がファインセーブ。
河原選手(府中14)の駆け上がりに吉川選手(神戸15)が付いていくシーンは繰り返し見られた。
小山選手(府中12)のシュートも決まらない。
ハーフタイム。前半いくつかファインセーブでピンチを防いだゴレイロ
山田マルコス選手(神戸1)をねぎらうキャプテン原田選手(神戸7)
西谷選手(神戸14)と町田から移籍の三輪選手(府中13)
昨年新人王の西谷選手はもう一つ精彩に欠ける印象だ。
原田選手(神戸7)のシュートは↓
皆本選手(府中8)のスライディングで威力が弱まった。
山田ユウゴ選手(神戸11)は神戸最多の6本のシュートを放った。
神戸のチームシュートは15本。
ベッチーニョ選手(府中28)はほとんどの攻撃で経由する府中の攻撃の中心だ。
18本のチームシュートのうち8本を放った。
後半10分、府中の勝ち越し点を取りガッツポーズのベッチーニョ選手。
逆転された後の神戸の反撃、吉川選手(神戸15)のシュートをガードする伊藤選手(府中16)
小山選手(府中12)のシュートは神戸ゴレイロ山田選手がファインセーブ。
後半18分、パワープレーの裏をついた府中の追加点に墨田体育館の観客も大きく盛り上がった。
神戸最後の反撃も府中ゴレイロ村山選手が守りきる。
神戸から移籍してきた村山選手は府中の正ゴレイロとして好プレーを見せている。
3-1で試合終了。対照的な両チーム。
上澤選手(府中7)は結果の出始めたチームに喜んでいる。
昨年神戸でキャプテンも勤めた伊藤選手(府中16)は人一倍嬉しそうだ。
MVPはベッチーニョ選手。「警戒していても止められなかった(神戸比嘉監督)」という
府中の新戦力は他チームの脅威になるか?今後に注目だ。
府中は3連勝で4位浮上。しかも上位神戸からの逆転勝ちに大きな手ごたえを感じていた。
「今までであれば先制されてバタバタしていたが選手達がメンタル的に落ち着いて戦ってくれた。」
と府中中村監督は選手を称えた。これから上位チームとの対戦が続くが「自分達は弱者。
(3節先の)名古屋戦までは(冷静に行くよりも)勢いに乗ってイケイケで行きたい。」と意気込みを見せた。
府中は昨年も惜しい試合は多かったが、負け癖がついていたチームがこの試合で変わった、という印象を受けた。
今後番狂わせを演じて台風の目になる可能性を感じた。
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