Fリーグ2010
第6節 9月12日 湘南 2-3 花巻 小田原アリーナ
昨年8位と9位。今期もこれまで1勝同士の対決。
しかし前節、湘南はケガで出遅れていた昨期の得点王ボラが2得点。
花巻も首位大分をホームで破り初勝利し、浮上のきっかけを作った。
今節勝って復調の波に乗るのはどちらか。
得点経過
前半16分 湘南(1)ボラ 1-0
後半 3分 湘南(1)ボラ 2-0
後半11分 花巻(6)千葉裕也 2-1
後半14分 花巻(3)チーニョ 2-2
後半17分 花巻(9)渡邉知晃 2-3
湘南はボラ、花巻はチーニョ、アンデルソンを中心に攻撃を組み立てるが
ドリブルとロングボール中心で、シュートは多いが決定機を作れず時間が過ぎる。
前半11分に湘南は久光の右サイドの駆け上がりからの折り返しを
中央でボラがフリーで押し込み先制。前半の見せ場はこれだけだった。
後半3分に左サイドでボールを受けた湘南ボラがそのまま駆け上がりフリーでシュート。
あっさりと追加点を奪いこのまま湘南のペースで試合が進むと思われた。
しかし逆にここから湘南はミスを連発し、花巻の反撃を許す。
11分に中央のボラが見方からのパスを受け損ない、カウンターから失点。
14分にもボラがボールを奪われ花巻チーニョがミドルシュートを決め同点。
さらに17分には花巻渡邉にもカウンターからシュートを決められ2-3と逆転負け。
花巻の2点目、3点目は右サイドのミドルレンジからディフェンスもいる中でのシュートで
いづれも止めてもよいシュートだった。
前半の花巻の攻撃はアンデルソン選手(花巻7)を経由して組み立てられた。
日本代表にも選ばれる渡邉選手(花巻9)は力強い突破とポストプレーが持ち味だ。
前後半通じて攻撃はカウンターとロングボールが多く、シュート数は湘南40、花巻25と多かった。
昨年得点王のボラ選手(湘南1)はケガで出遅れていたが攻撃面では本来の動きを取り戻している。
ゴール前の浮き玉に飛び込む須﨑選手(花巻18)と湘南ゴレイロ冨金原選手。
ミスとロングボールへの競り合いが多いためジャッジが難しいゲームだった。
特に湘南側はジャッジに不満だったようだ。
前半16分、ようやく先制点を挙げた湘南。アシストした久光選手(湘南5)と得点したボラ選手(湘南1)
今期関東リーグから移籍した今井選手(花巻4) Fリーグでも十分な活躍を見せている。
町田から移籍の後呂選手(花巻10) 動きは悪くないがまだチームにフィットしきっていない印象だった。
後半立ち上がり、中村選手(湘南14)のサイド突破からのシュート。
後半の湘南はチームとしては悪かったが中村選手や山中選手など個人技では見せる場面もあった。
後半3分、2点目を決め叫ぶボラ選手(湘南1)
千葉選手(花巻6)は運動量豊富で攻守に貢献。写真は湘南の攻撃ボールを奪って中央に折り返すシーン。
キャプテン久光選手(湘南5)はボラ選手と並んで湘南で別格の存在感。
この試合も個人としては悪くなかったがチームとしてのまとまりには欠けていた。
後半11分、花巻反撃の1点目を奪い逆転を目指す千葉選手(花巻6)
角度のないところからシュートを放つ瀬戸選手(湘南2)
湘南のシュートは後半23本。しかしほとんどが遠めからのものだった。
後半14分、チーニョ選手(花巻3)のこのシュートがゴレイロの手をかすめゴールインし同点。
後半17分、逆転ゴールを決め千葉選手と抱き合う渡邉選手(花巻9)
終盤、湘南でドリブル突破が目立った山中選手(湘南18)
しかし再逆転はならなかった。
湘南最後のパワープレーのディフェンスに気合いの入るチーニョ選手(花巻3)
試合終了の瞬間、倒れこむ花巻ゴレイロ肥沼選手と声をかける千葉選手(花巻6)
逆転勝利に歓喜する花巻ベンチ。左端は岡田ジオゴ監督。
初の連勝で花巻の雰囲気は最高潮だ。
試合後、湘南小野監督は「負けた気のしない悔しい敗戦。」と語り、ミスからの失点を惜しんだ。
勝った花巻ジオゴ監督も「お互いミスとカウンターの連発で詰まらない試合。」と
観客に申し訳ないという姿勢だった。
ただ、未勝利だった前節までは気持ちもプレーもディフェンシブになっていたチームが
攻撃的に変わりつつある、と勝つことの効能を述べていた。
湘南ボラ選手もミスはあったがコンディションは上がりつつある。
両チームには調子を上げてリーグの盛り上げ役になることを期待したい。
その他の試合のレポートは→フットサルレポート2010で
へ戻る
Copyright(C)LoveFootball.jp All rights reserved.