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  Fリーグ2011 第15節 11月13日 浦安市総合体育館
  バルドラール浦安 - 湘南ベルマーレ  フォトダイジェスト
                
 第2クールに入って失速してしまった浦安だが、まだ優勝を諦めるには早い。
 特に2位3位グループは十分手の届く範囲にあるだけに、まだモチベーションは高く、
 被災地・浦安にありながら集客も1000人以上を維持している。
 湘南は前節町田に1-7と大敗し、チームの構成や戦術も見直して来た。その成果やいかに?
 
 3連敗中で8位の湘南だが、Jゆずりの熱心なサポーターが付いている。
 

 第1クールは得点を量産した高橋だが、最近は研究されたこともあって苦戦中。
 


 

 序盤、浦安がドリブルからミドルシュート攻勢。
 


 

 3分、中島(浦安7)がフリーになりミドルシュートを決める!
 

 浦安先制! 1-0
 


 

 5分、ボラ(湘南1)がスピードで追っ手を振り切りシュート↓
 

 すぐに追いつく湘南! 1-1
 


 

 さらに7分、右サイド中村(湘南14)がドリブルから折り返し↓
 

 曽根田(湘南11)がヘディングで決める!
 

 湘南早くも逆転に成功! 11節に勝利して以来4試合ぶり出場の曽根田の動きがいい。
 


 

 いつも守りを固めてボラのカウンター頼みの湘南だが、
 この日は前線から各選手がよく動いてプレスをかける。
 


 

 浦安もシュートは打つがいつもの高いボール保持が出来ない。
 


 


 


 


 

 1-2、湘南リードでハーフタイム。浦安は不本意な内容。
 


 

 後半、浦安は普段点を取りたい時にワンポイントで使うことの多い川股(浦安88)を最初から起用し打開を図る。
 


 

 25分、浦安のコーナーキック↓
 

 駆け込んできた稲葉(浦安17)がダイレクトでシュートを決める!
 

 2-2、同点においつく浦安。
 


 

 こうなるといつもなら浦安が押し切りそうだが・・・
 

 28分、江藤(湘南9)がドリブルで二人を抜きゴール前へ↓
 

 そこから左サイドへ出したパスを曽根田(湘南11)が決める!
 

 2-3、再び浦安を突き放す湘南。
 


 

 押されている浦安は33分、稲葉(浦安17)がドリブルで駆け上がり↓
 

 ミドルシュートを決める!
 

 3-3、三度目の同点! まさにシーソーゲーム。
 


 


 

 しかし試合の流れはやはり湘南。35分、左から江藤(湘南9)がクロスパス↓
 

 ファーポスト際に詰めた曽根田(湘南11)が押し込んで決める!
 

 湘南また勝ち越しに成功!曽根田は三得点のハットトリック達成!
 

 どうも上手く行かないと顔をしかめる小宮山キャプテン。
 

 タイムアウトを取った浦安は残り5分をパワープレーにかける。
 

 小宮山からのパスに詰める小倉(浦安14)、決まらないが浦安の攻めが続く。
 


 

 湘南もパワープレーの裏を取ってチャンスの応酬。
 


 


 

 刻々と終了時間が迫る。
 

 残り時間17秒、また小宮山(浦安5)が早いクロス↓
 

 小倉(浦安14)が詰めていたためクリアしようとした中村(湘南14)に当たりオウンゴール!
 

 終了ギリギリで同点! 会場も大いに盛り上がる!
 

 してやったりの小宮山キャプテン!
 

 残り時間は少ないが、なんと湘南はパワープレーで勝ちにいく。
 この試合にかける意気込みと、ここまで来て負けたくないという思いでラストプレー。
 

 しかし同点でタイムアップ! 悔しがる曽根田(湘南11)
 

 最後なんとか追いついた浦安だが、こちらも安堵というよりホームで勝てなかった悔しさが勝っている。
 

 サポーターも悔しそう。しかし白熱のシーソーゲームに他の観客からは拍手が湧き上がった。
 

 なんと同点ながら湘南は安藤(湘南7)を始め数人が涙を流していた。
 湘南にとって大敗後の決意の一戦だったことがうかがえる。
 

 上位を目指す浦安にとっても痛い勝点1、順位は6位のままだが上位に離され厳しい戦いが続く。
 


 湘南・小野監督のコメント
 
 前節までの結果を受けて、今日からは今までのボックスで守ってカウンターを止めて
 プレスをかけてボールを奪ってしかける戦いをしようと決めて挑みました。
 そういう意味では今日は選手達がそれをよく実践してくれました。
 先取点を取られても気持ちもプレーも落ちることなく、本当によく頑張ったと思います。
 我々は今シーズンの残り、これをやりきろうと決めましたし、最後同点に追いつかれたのは残念ですが
 1週間で結果が出るとは思っていませんし、今後につながるゲームが出来たことは確かだと思います。
 メンバーもいままでの実績ではなくて、コンディションの面、そして気持ちの面で
 最後まで戦える選手をと、選考から見直しました。選手達には「ドラッカー」を例に出して話をしました。
 お金を出して見に来てくれる人にどんな「付加価値」を見せられるかが大事だと。
 それは最後まで諦めない気持ちだとか、そのためのしっかりしたトレーニングだとか
 そういうことなんじゃないかと。今回はそういった考えを持ってメンバーを選びました。
 
 浦安・岡山監督のコメント
 
 今日は内容が本当に悪くて、第1クールの大分戦が一番悪い試合だと思っていたんですが、
 それに並ぶくらいの酷い試合でした。ホームで被災した人達を勇気付ける試合をしたいと思って
 選手もそれを分かっているんですが、今日はそれが出来ず申し訳ないと思っています。
 今日は湘南の戦い方や戦術がどうこうではなく、ウチがミスが多すぎましたし、この結果はウチの問題です。
 (最後同点に追いつき盛り上がったとは思うが、それでは駄目か?との質問に)
 気持ちを見せるというのは抽象的なものなんですが、それを見せるためには
 一つ一つのプレーをもっと拘ってやらなければ行けないと思うんですよ。
 プレスをかけるにしてももう一歩踏み込んで取りに行くとか、もっと集中してミスをしないとか、
 観客はその一つ一つまでは分からないかもしれないけど、
 そういうことの積み重ねが結果として伝わると思うし、
 あとはやはりレベルの高いフットサルを見たいとも思っているでしょうから、
 その期待に答える見ていてワクワクするようなフットサルをする責任があると思います。
 フットサルを見ている間だけでも辛いことを忘れられるような。
 普段それが出来る選手達だと思っていますが、今日はそれがやりきれなかったと感じています。

 湘南・怪我で4試合ぶりの出場となり3得点した曽根田選手のコメント
 
 怪我のあともコンディションが悪くてしばらく出られず悔しい思いをしましたし
 今日は周りの皆にも助けられて3得点できたのはよかったんですが
 勝てないと意味のないものになってしまうので残念です。
 前節の敗戦は自分達の足りないところが全部出た試合だと思います。あんな試合をしていたら
 周りの人々に申し訳ないし、最後まで戦う気持ちだとか、いろんなことを変えていかないといけません。
 今日の試合もですが、これからはハーフからガンガンプレスかけて主導権を握った試合をして行こうと思います。
 体力的にはキツイですが、やらないければいけないと選手皆が思っています。
 湘南のイメージを変えるくらいの気持ちで頑張っていくつもりです。
 


  次節、浦安は11/19(土)ホームで花巻と、湘南は11/20(日)ホームで大阪と対戦します。
  同節・町田vs北海道はこちら




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