Fリーグ2012 開幕戦 代々木第一体育館 6月16日
エスポラーダ北海道 vs バルドラール浦安
今期は11月にフットサルワールドカップが開催され、さらにリーグ戦後に
3位以上が進出できるプレーオフが開催されるため開幕が早くなったFリーグ。
初日の第5試合は昨季9位の北海道と5位の浦安の対戦。
西高東低のFリーグにおいて東日本で最も上位に近い浦安に対し、
今期から攻撃的なチームへの変貌を目指す北海道が高いポジェッションを維持し
ボールも得点も良く動く好ゲームとなった。
北海道の顔、水上玄太。
浦安・日本代表・小宮山友祐。
スターティングファイブは北海道:室田兄弟・鈴木・水上・GK関口。
浦安:小宮山。杉尾・田中・川股・GK藤原。浦安は新戦力多用の布陣。
鈴木裕太郎(北海道10)のシュート。
大型ピヴォ川股(浦安88)。ボールを受けられても得点を取れないという評価を覆したい。
スピードスター室田祐希(北海道7)を追いかける杉尾(浦安16)↓
なんと室田を追い抜きボールをクリアした。2ndチームから上がってきた杉尾が会場を沸かせる。
6分、笠間(北海道5)の突破からパスを受けた吉田(北海道3)のシュートのこぼれ玉を笠間がおし込んで北海道先制!
杉尾の突破からGKと1対1 ↓
ここはGK関口が好セーブで得点を許さない。
先制点を奪った笠間の動きがいい。どんどん前へ出て浦安を押し込む。
ファンの間で「小宮山先生」と呼ばれることも多い小宮山は代表帰りで疲れていそう。一歩の出足がいつもより悪かった。
ピヴォ川股に入るボールを競り合う室田祐希。
18分、またしても笠間(北海道5)がゴール前の混戦でこぼれたボールを押し込み北海道2点目。
積極的な攻撃の効果がさっそく現れ北海道が2点リード。
19分、北海道のファールが溜まって浦安が第2PKを得る。キッカーは稲葉。
見事決めて2-1。浦安1点を返す。
ここまでリーグ屈指のボールポジェッション率を誇る浦安相手にボール回しで上回った北海道。手ごたえのある前半。
上手くいっていない浦安、円陣を組んで気持ちを高める。
後半も互いに前線からボールを奪いにいく。
ゴール前でクリアした鈴木(北海道10)をサンキューとねぎらうGK関口。
徐々に浦安の出足が上回り、北海道を押し込みだす。
そして28分、浦安のコーナーキック。
ダイレクトで田中(浦安20)が蹴り込んでゴールイン!
これで2-2、浦安が同点に追いつく。
33分、今度は稲葉(浦安17)のドリブルからゴール前へパス↓
深津(浦安4)がスライディングでゴールに押し込む!
見事浦安が逆転に成功!2-3。
北海道もこのまま浦安ペースで終わらせまいと、この日好調の杉尾(浦安16)に室田祐希がスライディング。
前半追い抜かれた分を取り戻しにかかる。
35分、今度は浦安のファールで北海道がフリーキックのチャンス。
見事サインプレーで室田祐希(北海道7)から水上(北海道17)が決める!
終盤で見事同点に追いつく北海道。
残り時間わずか。必死に声をあげる北海道ベンチ。
浦安は残り3分からパワープレーを仕掛けるが・・・
3-3でタイムアップ。両者勝っていてもおかしくない試合展開で痛みわけ。
サポーターは声を失ったが、勝ちたい気持ちの伝わった両チームに会場からは大きな拍手が起こった。
MOMは引き分けにつき両チームから。室田祐希と稲葉洸太郎。
引き分けだったが前からボールを奪いにいく新しい北海道を十分に感じさせた。手ごたえのある開幕戦だった。
この日の5試合目。サポーターの皆さんもお疲れ様でした。
北海道・小野寺監督のコメント。
お互いに勝つチャンスがあった試合だったんですけど、最後追いついて浦安のパワープレーにも負けなかったのはこれまで積み重ねてきたことの成果が出たのかなと思います。やはり攻撃的なフットサルをしなければ楽しくないし、実際、去年守っていても9位だったわけで、それに今までの守るフットサルではFリーグでは勝ててもアジアや世界で勝てないと思っていて、私のところの選手たちは世界に出て行く選手たちだと思っているので、今年から攻撃的なフットサルを目指そうと決めました。
浦安・岡山監督のコメント。
初戦はいつも難しい試合になるんですけど、2-0から反撃できたことをポジティブに捉えていますし、展開的に負けてもおかしくなかったので、勝ち点1を取れたのを評価しています。前半は特に詰まってしまって悪いボールの失い方をしていたので、後半はサポートの位置とかトラップのタイミングなどを改善していこうと話しました。うちは代表組も多くて合わせる時間も少なかったので、今日の反省点を踏まえて修正して目の前の試合を一戦一戦やっていきたいと思います。
浦安・深津選手のコメント。
3点目の同点弾はカウンターで稲葉選手を信じてゴール前に走りました。案の定、ボールが来たので押し込むことができました。僕自身の出来は最悪にひどくて、ディフェンスで貢献したかったんですけどボールが足に付かなくて、もう次頑張るとしかいいようがないです。チームとしてピヴォのセット(1st)は悪くなかったと思うんですけど、僕のいるクアトロのセットは途中までは後ろでボールが回って間を使える時間があまりなかったので修正したいと思います。
深津選手から開幕前に頂いたインタビューはこちら。
トップページへ
記事・写真 中根高磁 金子保子
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時