1月14日 東金アリーナ
全日本選手権 関東大会 2日目
全日本選手権関東大会は、関東リーグシード4チームと
各都県代表全16チームが、トーナメントで全国大会を目指します。
1日目2日目の上位2チーム(計4チーム)が最終日に全国大会出場のベスト3を目指します。
1日目はフウガすみだとカフリンガ東久留米が勝ち抜きました。
2日目即日レポートで報告できなかった府中アスレティックFCサテライトの2試合をレポートします。
1日目即日レポート / 2日目即日レポート
2日目 第4試合 15:00~
府中アスレティックFCサテライト(東京3位)-ファイルフォックス府中(関東Lシード2)
府中同士の対戦となったこの試合。府中AFCサテライトはFリーグの下部チームとはいえ東京都リーグ所属。
今期1位で関東リーグ2部参入戦に勝ち上がっているが、関東リーグ1部2位のファイルフォックスは格上となる。
そのファイルフォックスに対し並々ならぬ意気込みで試合に入るアスレサテライト。
開始3分にゴール前のフリーキックを田中が決め、先制する。
この後もドンドンと前線からプレスを掛けファイルにプレッシャーを掛けるアスレサテライト。
だが地力に勝るファイルフォックスは徐々に押し返し、10分を過ぎると主導権を握りだす。
16分、右サイド三木のクロスをファーサイドで北が決め、1-1の同点。アスレの勢いを止め前半を折り返す。
後半に入ると少し疲れの見えるアスレに対し、しっかりとボールを回してファイルが攻める。
23分には右サイド三井のクロスを田村がファー詰めし、1-2と逆転。
これでファイルはさらに落ち着いてボールをキープ。追加点のチャンスが次々に訪れる。
しかしファイルが決めきれずにいると28分、ファイル吉成が二枚目のイエローカードで退場。
一気に会場の雰囲気が変わる。一人少ないなか、必死に守っていたファイルだが、
29分、ゴール前のボール回しで揺さぶったあと、アスレ田中が左サイドからミドルシュートを決め2-2の同点に。
同点ではPK戦で勝負の行方は分からない。負けられないファイルは激しく攻め立てる。
アスレもこれに応戦しカウンターで対抗。押しているのはファイルだが、
どちらに点が入るか分からない緊迫した展開に。すると残り3分を切り、アスレGKからのロングスロー。
ファイルゴール前でGK安藤、難波田、アスレ大津が競り合うが、大津のバックヘッドがゴールを捕らえる!
アスレが再逆転。3-2。安藤と難波田は少し譲り合ったか?ファイルは悔いが残る失点。
慌てて三井をGKにパワープレーで1点を取りに行くファイルフォックス。
ミドルシュートとシュートパスのファー詰めの連続攻撃を体を張って守るアスレ。
2分半のファイルの猛攻をアスレが耐え、ついにタイムアップ。優勝したような大歓喜のアスレ。
連続で全国大会に出場していたファイルフォックスはまさかの初戦敗退。
アスレサテライトは途中主導権を握きられながらも気持ちの勝利。台風の目を予感させた。
3分、フリーキックを田中が決め府中アスレが先制。1-0。
この喜びがアスレの気合いを物語る。
徐々に盛り返すがなかなかチャンスをものに出来ないファイルフォックス。
アスレの決定機を防ぎガッツポーズのファイルGK安藤。
16分、北のゴールでようやく同点においつくファイル。
前半終了。もう一つ上手くいかなかったファイル。
手ごたえのある表情のアスレサテライト。
後半に入るとファイルペースが明確になる。
23分、三井のクロスを↓
田村が決めて逆転。1-2.
完全に主導権を握ったファイルフォックス。
しかし28分、吉成の退場でファイルが一人少なくなり、アスレにチャンスが訪れる。
揺さぶりから田中のミドルシュートで同点! 2-2。試合を分からなくする。
ここから攻めるファイルとカウンターで対抗するアスレ。大熱戦となる。
会場に来ていた府中アスレ・トップチームの伊藤監督もサテライトの選手たちに声援を送る。
アスレGKのロングスローを、ファイルゴール直前のバックヘッドで大津が決め、なんとアスレが勝ち越す!
ファイルは三井に臨時のキーパーユニを着せパワープレーで最後の攻撃。
しかしアスレが守りきりタイムアップ!
喜びを爆発させるアスレの選手たち。
ファイルは2年連続していた全国大会出場が途切れた。途中リードしてペースを握っていただけに悔いが残る。
気持ちで勝ち取った勝利。狙い通りの番狂わせを演じ、決勝日進出を目指す。
予選では関東リーグ勢を破り、千葉県1位で勝ち上がったKAIZAR/uLA.Sta FUTSAL(以下カイザー)。
1回戦では山梨県1位の武田消毒にボールを回されながらも鋭いカウンターで接戦を制した。
しかしファイルを破り勢いに乗る府中アスレには攻め手が見出せない。
開始1分、アスレ田中が右サイドを突破しそのままファーサイドにシュートを決め先制。
その後もポジェッション、チャンス数ともアスレ優勢のまま試合は進む。
前半終盤には何度かカウンターで同点のチャンスがあったカイザーだが、0-1のまま前半終了。
後半も同じ展開、アスレ優勢だが、2試合目の疲れもあるのか慎重なプレー。
アスレがようやく追加点を奪ったのは26分、左右の揺さぶりで空いた中央から大津が決め
貴重な2点目。これでユトリの出たアスレ。カイザーも攻める姿勢は見せるが
アスレの早いチェックになかなかシュートまで行けない。
最後は残り20秒、大津がループでGKを交わし、ゴール前で麻賀が押し込みダメ押し点。
0-3で勝負あり。カイザーは快進撃もここまで。アスレがファイル戦の金星を決勝日に繋げた。
開始1分、左サイドを突破した田中が先制点。この日3点目。
その後もアスレが優勢に試合を進める。
後半に入りそろそろ追加点の欲しいアスレ。矢口コーチの檄が飛ぶ。
26分、ようやく大津が2点目を決め、勝利に大きく近づくアスレ。
この後も危なげなく試合を進める。
終了間際のダメ押し点。これで勝利を決定づけた。
よくここまで上がってきたカイザー/ウラスタフットサル。これを来期につなげられるかに注目したい。
アスレは決勝日進出。準決勝はブラックショーツ戦。あと一勝で全国大会だ。
試合後、決勝日に勝ち上がった府中アスレサテライト・矢口コーチにお話をお聞きしました。
<決勝日進出おめでとうございます。まずファイル戦ではどういった対策で入られましたか?>
ファイルフォックスさんとはシーズン前とシーズンの途中で練習試合をやらせていただいて、その時には大差で負けたりもしたので、普通にやったのでは勝てないだろうと思っていました。私たちが勝てるところというと、若さやスピード、フィジカル的なところだと思いましたので、普段より短い時間で選手を変えて、プレッシャーをかけ続けていきました。
<途中逆転されて押し込まれた時間帯もありましたね?>
途中で疲れが出る時間帯があるのは予想できていましたので、でもチャンスの数ではウチのほうが勝っていたと思うので、ファイルさんに少ないチャンスを決められて苦しくなりましたけど、それでもプレッシャーをかけ続けた結果、勝てたのだと思います。
<来週、全国大会をかけて、まずブラックショーツ戦ですが、どう戦いますか?>
今日の試合をビデオに撮っているので、それを見て対策を立てたいと思います。
<もちろん全国大会を目指していると思いますが、改めて目標は?>
今シーズン、チームで掲げたのは関東リーグ参入で、そこは東京を1位で抜けて参入戦に行っているので、
そこと平行して選手権では、東京の予選を突破するのがまず目標だったんですが、そこを達成することが出来たので、もうこれからは一戦一戦試合に挑んでいくだけだと思っています。
<チームのレベルアップという意味では上手くいったシーズンなのですね?>
シーズン当初に比べれば、結果を出しているという意味ではレベルアップしていると思います。
でもこれからはどこの相手とやっても格上のチームだと思いますので、自分たちは挑戦者として挑んでいくだけです。
決勝日は、関東リーグ1部3チームと
東京都リーグの府中AFCサテライトのうち、3チームが全国大会出場となります。
第3日目(決勝日)は1月19日(土)
準決勝第1試合 10:30 フウガすみだ-カフリンガ東久留米
準決勝第2試合 12:10 ブラックショーツ-府中AFCサテライト
決勝戦 15:00 準決勝の勝者同士
3位決定戦 16:40 準決勝の敗者同士
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
---|---|
12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |