関東リーグ2015
第4節 7月12日 水海道総合体育館
バルドラール浦安セグンド vs ファイルフォックス府中
ともに2試合を終え、1勝1分のセグンドと2敗のファイルフォックス。
若返ったとはいえ前年優勝チームとしてこれ以上負けられないファイルは
前節からの2週間で建て直しができているか。
経験のある選手をファーストセットに集めてきたファイル。積極的に前プレを仕掛ける。
若いセカンドセットに変わっても勢いは継続。有利に試合を進める。
5分、ファイルはキックインから丸(ファイル14)がシュートを放つと↓
ゴール前で田辺(ファイル7)が合わせる!
ファイル先制!0-1。
今日こそ勝ちたいファイル、待望の先制点に歓喜する。
セグンドはボールを回すがゴール前に入れず、シュートはサイドからになる。
ファイルは前プレで奪ったボールをすばやくゴール前へ供給する。
10分、中央で田辺(ファイル7)がボールを持つと↓
セグンドはパスを警戒したか、正面が空いたところを狙い済ましてシュート↓
ポストをかすめてサイドネットに決まる!
ファイル2点先行!0-2。
田辺も連続得点。今日は行けるかも!
2点リードしてもファイルは気を抜かず集中したプレーが続く。
12分、小原(ファイル10)が自陣からドリブル↓
2人を交わし↓
サイドからシュートパス↓
ここはセグンドGK木村が止める。
怖がらずどんどんボールを取りにいくファイル。
前半終了間際、小又(ファイル9)のカウンター。右に上がりながら↓
放ったシュートがGKの足元を抜く!
0-3。ファイルがリードを広げる。
残り時間は5秒、点を取る時間もいい。今日こそは勝てる、と抱き合う選手たち。
0-3で前半終了。対照的な両チーム。
「まだ俺たちは何も成し遂げていない。後半も同じ気持ちで戦おう。(吉成監督)」
2試合勝利がないだけとはいえ名門ゆえに苦しんできたファイル。必勝を期して後半へ。
すると後半開始からセグンドはパワープレーを仕掛ける。
ボールを保持しサイドからゴール前へパスを入れる機会を狙う。
セグンドはセットが変わると通常攻撃。
坂口(セグンド26)から↓
袴田(セグンド21)のシュートはファイルGK安藤がキャッチ。
井上(セグンド36)から↓
田中(セグンド27)のシュートもゴール右へ。
32分、ボールを取ったファイルGK安藤↓
パントキックでロングシュート↓
惜しくもワンバウンドでバーに当たりノーゴール。
34分、右サイドで小原(ファイル10)がボールを奪う↓
ゴール前で左に振って↓
田辺(ファイル7)がゴールに決める!
ファイル4点目。0-4、終盤に来て貴重な追加点!
田辺は3点目!2回はファー詰め、一回は自分で持ち込んでのシュート。
さすがにこれで勝利は堅いか。それでも吉成監督は表情を緩めない。
セグンドはパワープレーを継続して攻める。
しかしもう一つ噛み合わず、ゴールを奪えない。
結局最後までファイルゴールを割れず。
試合終了。0-4でファイルフォックスが今シーズン初勝利!
うずくまって勝利を噛み締める小原。
若手は喜び、ベテランは安堵する。
予想していたゲームと違っただろうセグンドはこれで1勝1敗1分。勝点4で4位タイとなった。
前節の敗戦後、今期は勝てないのでは?とファンも選手も心配していたファイルフォックス。
しかし今日は前プレと高い運動量でファイルらしい勝利。名門フィルフォックスの今期がようやくスタートした。
ファイルフォックス吉成兼任監督にお話をお聞きしました。
Q.今期初勝利、おめでとうございます。ここまで苦しみましたね?
ありがとうございます。今シーズンは絶対厳しいシーズンになると分かっていたんですけど、実際試合をするまでは、どこかで勝てるんじゃないか、と甘く見ていたというか、そうは言っても何となく勝てるだろう、みたいな空気があって、ところが開幕戦で柏にやられて、やっぱり勝つって難しいっていうことに改めて気づきました。それでそのあと練習もグンと良くなって前回の権田戦に挑んだんですけど、それでも負けてしまって、いい準備していても、試合で全力で頑張っても、それでも簡単には勝てないんだってまた気づいて・・・2試合終わって勝点が一つも取れないっていうのは凄く苦しかったんですけど、チームにとってそれは必要なことだったのかな、と思います。勝つことの価値をもう一度見直すことができたし、自分たちはまだまだこれからだっていう事を、チームの皆で共有できたのが大事だったのかなと思います。そしてこの2週間、この浦安戦に絶対勝てるように、気持ちを揃えていい準備をしてくることができました。
Q.セットも少し組み変えました。
そうですね。それはこの時期はどのチームも試行錯誤があると思うし、いいプレーを出来ている選手は当然出場時間も長くなるし、でも基本はどの選手と組んでも同じようにプレーできなければいけないし、いまはセットに関わらず選手それぞれが出来ることを目一杯やることが大事な時期かなと思います。
Q.前節からグッと内容も良くなっての勝利。こんな試合が出来ると思っていましたか?
ここまで本当に必死に練習に取り組んできましたし、何を言わなくても全力で取り組んでくれる素晴らしい選手たちなので、もちろん簡単ではないことは分かっていますけれど、きっと上手くいくな、と思ってやっています。
Q.今日は吉成ファイルらしい前プレ、激しい守備、運動量の高い試合だっとと思います。
どんなプレーも全部大事だと思っていますが、やはりディフェンスの部分が一番大事というか、攻撃もそこから始まると思いますし、僕だからではなくフットサルとはそういうものだと思います。そこでずっと言い続けているのは、ボールが移動している間にどれだけ寄せているかとか、どれだけ早く下がれるかとか、そういう基礎、原則の部分はいつも大事にしてやっているので、もし周りから見ていて良い守備が出来ていたね、と思ってもらえるのであれば、それは最高に嬉しいことです。
Q.これを受けて、今後の展望はいかがですか?
いや、僕らは目の前の1試合1試合を戦っていくだけで、負けた柏戦や権田戦もそうだし、今日の浦安戦もそうだし、その結果がこの結果なので、今後も、次はブラックショーツ戦、その次はまた次の相手、と目の前の試合で勝点3を取れるように、チーム全員でひた向きに頑張るだけです。
次節は7月19日(日)山梨県小瀬スポーツ公園体育館で行われます。
11:00 ファイルフォックス府中 vs ブラックショーツ
12:50 バルドラール浦安セグンド vs コロナFC/権田
14:40 FCmm vs カフリンガ東久留米
16:30 リガーレ東京 vs 柏トーア’82
※次節、ラブフットボールのレポートはお休みとなります。申し訳ありません。
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイル フォックス八王子 |
9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 | ||
3 | 町田アスピランチ | 6 | +3 | ||
3 | リガーレ東京 | 6 | +3 | ||
6 | カフリンガ 東久留米 |
4 | -2 | ||
6 | ゾット早稲田 | 4 | -3 | ||
8 | 浦安セグンド | 3 | -5 | ||
9 | ロンドリーナ | 0 | -10 |
2019年第4節終了時