フットサルプレーヤーズボイス 2011年8月12日掲載
デウソン神戸 渡井博之選手インタビュー
今シーズン、デウソン神戸へ加入した期待の新戦力、渡井博之選手。
東海リーグゼブラ、関東リーグフウガで抜群の存在感を示し、満を持してFの舞台に飛び込む希代のドリブラー。
Fリーグ第2節の町田戦で早くも同点・決勝ゴールを奪い、鮮烈なFデビューを飾った渡井選手に
フウガ東京時代の経験と、Fリーグに挑む現在の思いを語って頂きました。
(このインタビューは試合後のインタビューにフウガ時代にお聞きした内容を加えて構成しています。)
Q. 神戸に加入してプレマッチやオーシャンアリーナカップも含めて数試合出場しましたが、
手ごたえはいかがですか?
そうですね、戦術面とかセットプレーとか覚えることが多くて、まだやり切れてはいないですけど
ボチボチ点が取れているので、そこはアピールできてるかな、と思っています。
Q. チームのなかで渡井さんの特徴は伝わっていると感じていますか?
ドリブル仕掛けるところとか、1対1のディフェンスとかも頑張ってやっているのでその部分と、
あと点を取るところとか、ある程度分かってもらっていると思います。
Q. 前で点を取る選手なのか、横から組み立てる選手なのか、
チームとしての位置づけは主にどちらなのでしょう?
基本的にはALAでゲーム作りながら前へ行って、時には仕掛けるというのをやっていこうとしています。
でもパッシャン(西谷選手)とか他にも上手い選手がいるので、
そこからボールもらってというパターンも考えながら、流動的にやれたらいいと思っています。
オーシャンアリーナカップの大阪戦でイゴールから点を取るシュートを放つ渡井選手
Q. フウガも地域リーグのなかではハイレベルなチームだったとは思いますが、
実際入ってみてFリーグの選手のレベルはやはり高いと感じますか?
神戸に来てデウソンの選手のなかで感じるのは、一つ一つのプレーが早いですね。
トラップからパスを出すまでの判断であるとか、そういったところは
やはり地域リーグよりレベルが高いと感じます。
Q. 個人技だけでなくフォーメーションとか連携の取り決めもFリーグの方が細かいですか?
そうですね、結構細かく、一歩二歩まで練習中に話し合ったりしますね。
まあ、みんなレベルが高くて良く分かっている同士なので、大きくズレてる訳でなくて
イメージをすり合わせるといった感覚なんですけどね。
Q. 生活面ではフウガ時代と変わりましたか?
フウガの時は平日の練習は週3で、デウソンでは休みが週1くらいなので、
身体がまだ慣れていないのもあるし、1日で午前午後練習があるときも週2回あるので
生活のリズム作りは大変ですね。
Q. 今年の目標を教えて下さい
Fリーグ1年目というものあるので、まずは勝利に貢献できるように、確実に出られるように定着したいです。
Q. その次の目標もありますよね? ベストファイブであるとか代表であるとか。
フウガから日本代表に行ってる選手もいっぱいいますよね。
Fリーグに来たからには負けじと、そうなれるようにと思っています!
Q.渡井選手は静岡出身で、その後フウガで2年間、そして神戸に来たわけですが、
これまでで楽しかったこと、苦労したことを教えて下さい。
フウガ時代で言えば、楽しかったことは去年の夏に合宿で行った神津島です。
フットサルだけじゃなく、みんなで野球とかキックベースとか色んなスポーツして、
ご飯食べて、めちゃ楽しかったですね。
苦労したのは東京と静岡との違いですね。
例えば電車での移動そのものや、ましてそれが満員の時とか。。
でも当時目黒に住んだんですが、フウガのチームメイトの健太郎(No.11関選手)と
タケ(No.3金川選手)のお陰で生活に関しては大分楽させてもらいましたね。
2009年12月、関東リーグ3連覇を達成したフウガ東京、右から3番目(No.19)が渡井選手
Q.関東リーグ時代で一番心に残るプレーはどれですか?
去年の全日本選手権・東京都予選で、デルソーレ中野と戦った泉体育館でのループシュートですね!
(当日スタッフも取材をしていましたが、観客から感嘆の大歓声が上がるビューティフルシュートでした。)
Q.私達から渡井選手を見ていて、ドリブルのキープ力とスピード、シュート力、
左右どちらも同じように使えるテクニックなど、いくつもの特徴を感じますが、
ご本人からすると一番の特徴は何処だと考えていますか?
まあドリブルについては色んな方に言われるので持ち味なのかなと思っていますが
ドリブルだけっていうのも何だなって思いますし、個人的には旨いけど弱いってのも好きじゃないので
そいいうパターンにならないようにしたいです。
玉際が強かったり、身体を張ってくるっていうのが関東リーグで、
東海リーグは直ぐに倒れてファールを貰おうとするって言うのがあって
どっちがいいとか悪いとか解らないんですけど、
フウガは基本的に練習でファールとかを取らないんですよ。
で、そこでバシバシ戦って、戦えないなら試合にも出れないんで、
そこで鍛えられた部分もあるし、もともと結構身体をあててバシバシやるのは
嫌いではなかったので、そこでさらにパワーアップしたって感じですかね!!
Q.ドリブル等の技術はいつ頃から目立ち始めたものなのでしょう?
練習のなかで体得した部分と、もともと才能があった部分があると思いますが?
才能かどうかはわからないですが
小さい頃からずっとドリブルばっかりしていたのは覚えています。
サッカーをちゃんと始めたのは小学校のサッカー少年団に入ってからなんですが、
静岡の土地柄か分からないんですが、テクニック重視みたいな所があって
それもあってリフティングとかドリブルとかがかなり練習に組み込まれてて、
そのせいかドリブルばっかりよくやってましたね。
基本生活する上では全て右なんですが、
コートの中ではどっちサイドとかあまり気にした事がないですね。
Q.静岡学園まではサッカーをしていたと思いますが、
サッカー時代とフットサル時代で変化したことはありますか?
サッカーは高校時代で思い出が止まってるんです。
その頃が多分一番うまかったんじゃないかと思っていて、
今はその頃に比べると技術的には落ちたなって思う事もあります。
フットサルを始めたきっかけは、
友人の小学校の頃のコーチがフットサル場を高校3年の時に作ったんです。
そこへちょこちょこ遊びに行っていてフットサルをやったりやらなかったりで、
その時にゼブラの小池良平に誘われて、じゃあちゃんとやってみようかなと思い始めたら
フットサルにズルズルとハマっていってしまったんです。
2009年5月、ゼブラ静岡時代
静岡県選抜として名古屋オーシャンズとのエキジビジョンマッチに参加する渡井選手(No.10)
Q.渡井さんの考えるフットサルの面白さとは何でしょう?
始めはプチサッカーだと思っていたんですが全然ちがって、
ボールを沢山触れるっていうのがプレーしていて魅力だなと思ってて、
ボールが回ってくる回数も多いし、
その中で組み立てていくのも好きな部分で、
サッカーだとよくFWの方へ行ったら中盤がいなかったとかあるけど
フットサルは全員でボール動かして
チャンスを作ったり考えたりするのが毎回毎回楽しいんです。
2011年4月、関東オールスターチームでプレーする渡井選手
後ろにいるのは同じフウガから名古屋に移籍した星龍太選手
Q.渡井選手のクリニックがあったら行ってみたいという声もありますが、どうですか?
クリニックもいろんな方にやらないの?と聞かれるんですが
あまり得意ではないので、やった事がないんです(笑)
Q.将来のフットサルプレーヤーとしての目標を教えて下さい。
目標というか、静岡出身なので静岡という地域のフットサルが
もっと盛り上がって欲しいなと気持ちがかなりあって、
なのでその地域の出身という事で何か力になれたり盛り上げれるような事が出来たらと思います。
Q.最後に渡井さんファンの皆様に一言お願いします。
特に今後、ご自身のどこに着目して欲しいか等ありましたら教えて下さい。
プレー中にあまりヤイヤイ声を出すタイプでは無いので声を出している時は、
おっ!今日気合はいってんなという風に見てもらえたらと思ってます!
いつも控えめな渡井選手。その温和な人柄と内に秘める情熱を感じることができました。
Fリーグでの更なる活躍を期待しています。ありがとうございました!
渡井博之 オフィシャルブログ
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ 大分 |
26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 |
2019年第11節終了時
8.18 | チャレンジすみだvs町田 |
---|---|
7.21 | 第6節 町田vs名古屋 |
6.22 | 開幕戦インタビュー |
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ファイルフォックス | 9 | +7 | ||
2 | バディラン ツァーレ |
9 | +4 | ||
3 | コロナFC権田 | 6 | +3 |
2019年第4節終了時
12.15 | 17節 リガーレvsゾット |
---|---|
12.13 | 17節 ロンドvsファイル |
12.122 | 17節 カフリンガvsショーツ |