Fリーグ2010
第3節 8月22日 町田 1-4 名古屋 町田市立総合体育館
昨年優勝の名古屋と2位町田の対戦。
開幕戦こそ引き分けだったが順調にチームが仕上がりつつある名古屋。
一方、町田は前節北海道に7失点で完敗するなどディフェンスに難を抱える。
町田にとっては今期も名古屋のライバルとなるために負けられない一戦だ。
得点経過
前半14分 名古屋(10)木暮賢一郎 0-1
前半20分 町田(9)横江怜 1-1
後半 6分 名古屋(7)リカルジーニョ 1-2
後半11分 名古屋(12)ルイスネゴン 1-3
後半19分 名古屋(7)リカルジーニョ 1-4
立ち上がりに攻め込んだのは町田。横江らのドリブルに名古屋は立て続けにファールを取られ
4分間で4ファール。また、町田はこの試合、ゾーンからマンツーマンへディフェンスを切り替え
これも名古屋を混乱させた。しかし対応に慣れてきた名古屋がこの後、圧倒的にボールを支配する。
10分に町田ゴール前でリカルジーニョが倒れたが町田のファールとならなかったことに
名古屋のアジウ監督が抗議すると退場処分に。
しかし名古屋は慌てることなくその後も優勢に試合を進め、14分には木暮のミドルシュートで先制。
町田は20分にようやく第2PKを獲得し、横江が決めて同点でハーフタイム。
後半に入るとホームで勝ちたい町田は積極的にシュートを放つが遠めからが多く決定機が作れない。
名古屋は町田のマンツーマンの間を縫って近距離からのシュートを何度か放ち
6分にはこのパターンで作ったゴール前の混戦からリカルジーニョがシュートを決め勝ち越し。
11分には町田のカウンターの上がり際のボールを奪い、カウンターのカウンターで追加点。
町田はパワープレーに出るも名古屋のディフェンスを崩すまでに至らず、
終了間際にもパワープレーの裏を取られ失点し1-4。ホーム町田体育館では1年半ぶりの敗戦となった
名古屋はリカルジーニョが欧州No.1の実力を徐々に現しつつある。
この日も狭い場所でフェイントを交えての2人抜きといったテクニックをたびたび披露した。
町田は結果だけをみると完敗だが、まだ調子の出ないチーム状態の中で
選手の希望で行ったマンツーマンなど方向性は見えつつある。
試合後のインタビューでも選手・監督とも暗い印象はなかった。
町田は実績的にも戦力的にも優勝を狙える今期だけに、この試合を浮上のきっかけにしたいところ。
一方、名古屋は早くも完成度を高めつつあり隙のない印象た。
昨年得点ランキング2位のジャッピーニャ選手(町田6) 今期は3試合で1得点とまだ本調子ではなさそうだ。
立ち上がりは町田が攻めた。金山選手(町田7)のシュートは惜しくも枠を外れた。
リカルジーニョ選手(名古屋7)とマークについた大地選手(町田14)の攻防は見ごたえがあった。
特に前半は飛び込まずによく抑えていた。
横江選手(町田9)のドリブル突破は強力で、名古屋は何度もファールを取られた。
リカルジーニョ選手(名古屋7)は調子が上がってきた。この日はシュート11本2得点1アシスト。
「コンディションは50~60%」(高橋コーチ)ということだから今後はもっと凄いことに?
14分、木暮選手(名古屋10)のシュートが決まる。ゴレイロからはブラインドになったようだ。
雄たけびを上げる木暮選手と森岡選手(名古屋9)
ジャッピーニャ選手(町田6)の突破にに足をかけてしまったブルノ選手(名古屋11)
いつものスピードがなく、名古屋で唯一調子が良くない様に見えた。
前半20分、森岡選手(名古屋9)の肘が滝田選手(町田8)の顔に入る。
森岡選手(名古屋9)はレッドカードで退場。これが名古屋6つ目のファールで第2PKも献上。
横江選手(町田9)が第2PKを決め1-1。横江選手は今期早くも第2PKで3得点。
ブルノ選手(名古屋11)にスライディングする横江選手(町田9)
後半に入っても町田のマンツーマンは継続。
木暮選手(名古屋10)にはジャッピーニャ選手(町田6)がマークし、こぼれ玉を拾う篠崎選手(町田16)
町田のマンツーマンは有効に見えた。
ジャッピーニャ選手(町田6)のゴール前でのシュートは名古屋ゴレイロ川原選手が好セーブ。
ゴール前へ抜け出した逸見選手(名古屋30)は町田ゴレイロ原選手が止める。
リカルジーニョ選手(名古屋7)の2人抜き、この後シュートも放った。
後半6分、混戦から町田の選手の間をぬってリカルジーニョ選手(名古屋7)のシュートが決まる。
ようやく取れた勝ち越し点にリカルジーニョ選手もガッツポーズ。
前田選手(名古屋15)もディフェンスの間からシュートを放つ。
さすがの名古屋は町田のマンツーマンに対応して攻め手を変えてきていた。
後半11分、町田のカウンターを奪い、カウンター返しで駆け上がるリカルジーニョ選手↓
そのままルイスネゴン選手(名古屋12)のゴールを演出した。1-3となり名古屋に余裕が。
前田選手(名古屋15)のシュートはゴレイロ原選手が止めるが名古屋の優勢は続いた。
残り3分で町田は稲田選手(町田20)をゴレイロにしパワープレー。
しかしその裏をついてリカルジーニョ選手(名古屋7)の駄目押し点が決まる。
舌を出してサカイ選手(名古屋4)と得点を喜ぶリカルジーニョ選手。
1-4で町田を破った名古屋。はやくも磐石の強さを見せつつある。
第2節の浦安-大阪戦のレポートは→こちら
開幕戦のレポートはこちら→第1日/第2日
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