3月16日 代々木第一体育館
全日本選手権 PUMACUP 準決勝 第1試合
エスポラーダ北海道 2-5 フウガすみだ
Fリーグに絶対王者名古屋がいるならば、地域リーグにも絶対王者フウガがいる。
関東リーグ、地域チャンピオンズリーグで無敵を誇り、Fリーグ入りを熱望するフウガにとって
全日本選手権はFリーグ勢を破って力を示す絶好の場。日本一になった4年前はダークホースだったが
今回は実績を積み上げ、他チームに警戒された上で優勝を狙いに来ている。
逆に北海道はFリーグの力を誇示するためにも負けてはいけない試合。
立ち上がりこそ北海道・室田、水上らのスピードに後手に回り、
2分、室田のシュートのはね返りを鈴木に決められ1点を失ったフウガだったが
その後は持ち前のプレスが効いてボールを支配。6分、太見からファーで待つ金川へのパスが通り
フウガが追いつくと、9分には神尾からファーで待つ岡山が決め、早くも逆転。
1点目と2点目は左右が逆だが再現のようなゴール。さらに攻撃の手を緩めないフウガ。
13分には左ライン際を上がる諸江から左コーナーに入った宮崎を経由し、ファーで待つ太見が決め3点目。
いづれの得点も早い揺さぶりでフィニッシャーはフリーという見事な攻撃で1-3とリードを広げる。
ここでタイムアウトを取って気を取り直した北海道が反撃。
バーに当たるシュートなど惜しい攻撃はあったが、1-3のまま前半を終える。
後半、意地でもこのまま負けられない北海道は前線からプレス。
フウガをゴール前に追いやるが、フウガの堅い守りとGK大黒の体を張ったセーブで得点を許さず。
23分には北海道の裏をついてフウガのカウンター。岡山が右サイドを突破し
ゴール前の半田が決め1-4。大事な後半最初の得点がフウガに入る。
フウガが強いと認識しながらも、前半は驚きをもって試合を見ていた観客からも、感嘆の声が上がる。
北海道は諦めずにさらに攻めるが32分にもフウガのカウンター。
宮崎のフェイントで北海道GKとDFが交錯する間に決定的なゴールを決め、1-5。
この後パワープレーで決死の攻撃を見せる北海道だが、ポストに嫌われるなど追い上げることができない。
38分、ようやく神のパスから水上がスライディングシュートを決め1点返したが、意地を見せるまでに至らず。
今大会、持ち前のパスワークに決定力を加えて勝ち上がってきた北海道。攻撃では互角も、
守備で後手を踏んで点差のつく敗退。フウガはFリーグ中堅チームに完勝し、4年前の優勝が
フロック(思わぬ幸運)ではないことを証明しつつ、いよいよ決勝進出。
相手は4年前と同じ名古屋オーシャンズ。Fリーグの威信をかけて待ち構える王者と日本一をかけての大一番となった。
2分、北海道1点目、室田祐→鈴木。1-0。
6分、フウガ1点目、太見→金川。1-1。
フウガ2点目、神尾→岡山。1-2。
13分、フウガ3点目、諸江→宮崎→太見。1-3。
ハーフタイム。
23分、フウガ4点目。岡山→神尾。1-4。(掲載当初、半田→神尾としていました。申し訳ありません。)
32分、フウガ5点目。宮崎。1-5。
38分、北海道2点目、神→水上。2-5。
タイムアップ。2-5、フウガ決勝進出!
決勝戦 フウガすみだvs名古屋オーシャンズ は3月17日(日)15:00~東京代々木第一体育館で行われます。
※決勝ラウンドの他の試合は、大会後順次掲載します。
1次ラウンド大阪会場(グループA・B・C)
1日目の模様はこちら→ 1日目 グループA / 1日目 グループB / 1日目 グループC
2日目の模様はこちら→ 2日目 グループA / 2日目 グループB / 2日目 グループC
3日目の模様はこちら→ 3日目 グループA / 3日目 グループB / 3日目 グループC
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撮影: 中根高磁
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時