3月15日 代々木第一体育館
全日本選手権 PUMACUP 準々決勝 第4試合
名古屋オーシャンズ 2-1 シュライカー大阪
本来、準々決勝で当たってはいけないカード・名古屋vs大阪。大阪が1次ラウンドをワイルドカードで
勝ち上がってしまったため、Fリーグ1位と2位、絶対王者と前年優勝チームがここで激突することとなってしまった。
互いに牽制しあっての静かな立ち上がり。ポジェッション高くボールを回す名古屋と守る大阪。
大阪がいつも以上に慎重なのか、ほぼ大阪陣内で試合は進む。前半の大阪のシュートはなんと4本。
一方、名古屋は21本ものシュートを放ち、よく攻めたが、大阪GKイゴールの好守があるにせよ
シュート数の差ほど圧倒している印象ではなく、0-0のまま、我慢比べのような前半を終える。
後半に入って、両チームここからが勝負とばかりに動きが激しくなる。
23分、名古屋サカイと吉川が中盤でボールを奪い、右サイドに上がったサカイがゴール前へ入れたボールを
大阪がブロック、こぼれ玉をすばやくゴール前に入っていた吉川が押し込み、名古屋が先制。
これで攻めなければいけなくなった大阪。佐藤、瀬戸らがサイドを突破するシーンが増える。
しかし、決定的なチャンスを作れず、1-0のまま終盤になってしまうのかと思われた34分、
イゴールのロングフィードを名古屋ゴール前、胸トラップで受けた芝野が、
そのまま反転ダイレクトボレーでGK川原の足元を抜き同点。
年に1回見られるかどうかという個人技の見本のような芝野のゴールで、大阪が1-1に追いつく。
やはり1-0のままでは終わらない、さすが黄金カード、と思われたが、同点からわずか30秒後、名古屋が突き放す。
波状攻撃から右サイドサカイの折り返しがイゴールと村上の間を抜け、中央のペドロコスタがゴールに蹴りこみ、2-1。
追いつかれた途端に攻撃に転じて、すぐに点を取り返す名古屋の強さが際立った得点だった。
残り2分で大阪はパワープレーに出る。何度かゴール前に迫ったがGK川原のナイス飛び出しもあり、2-1で名古屋の勝利。
大阪にとっては例年より早い全日本選手権の敗退。悔やしそうな選手の表情が印象的な大会だった。
ハーフタイム。
23分、名古屋1点目。1-0。
34分、大阪1点目。1-1。
34分、名古屋2点目。2-1。
タイムアップ。2-1。名古屋、準決勝進出。
※決勝ラウンドの試合は、順次掲載しています。
準決勝 第1試合 エスポラーダ北海道vsフウガすみだ
準々決勝 第1試合 エスポラーダ北海道vsデウソン神戸
準々決勝 第2試合 湘南ベルマーレvs府中アスレティックFC
準々決勝 第3試合 フウガすみだvsデリッツィア磐田FC
1次ラウンド大阪会場(グループA・B・C)
1日目の模様はこちら→ 1日目 グループA / 1日目 グループB / 1日目 グループC
2日目の模様はこちら→ 2日目 グループA / 2日目 グループB / 2日目 グループC
3日目の模様はこちら→ 3日目 グループA / 3日目 グループB / 3日目 グループC
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撮影: 金子保子 中根高磁
順位 | チーム | 勝点 | 得失 | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋 オーシャンズ |
30 | +59 | ||
2 | バサジィ大分 | 26 | +34 | ||
3 | フウガドール すみだ |
23 | +4 | ||
4 | 湘南ベルマーレ | 18 | +6 | ||
5 | バルドラール 浦安 |
18 | +1 | ||
6 | シュライカー 大阪 |
18 | -1 | ||
7 | ペスカドーラ 町田 |
18 | -3 | ||
8 | 立川府中 アスレティックFC |
16 | +1 | ||
9 | ヴォスクオーレ 仙台 |
10 | -17 | ||
10 | Fリーグ選抜 | 7 | -21 | ||
11 | エスポラーダ 北海道 |
6 | -21 | ||
12 | ボアルース長野 | 1 | -42 |
2019年第11節終了時